「残す」は四段活用の動詞


「子の残せし学習ノートの余白には住所録あり亡夫の癖字で」(りこりこ)

昨日、
本棚の隅から子供が小学生だった頃のノートが出てきて白い所が勿体ないと思ったのでしょう、住所録になっていました。
下手な癖字も懐かしくて、しばらく見てしまいました。よろしくお願い致します。
               

「子供が小学生だった頃」とありますが、30年も前のことでしょうね?それは懐かしいでしょうね。
お子さんのノートの余白がもったいないと、ご夫君がそこを住所録に使われた・・それほどに倹約の精神を持っておられた・・・。
それよりも、ご夫君の癖字が懐かしかったと。なるほどね。なお「残す」は四段活用の動詞ですから「残せし」ではなく
「残しし」(「残す」 の連用形「残し」に、過去(回想)の助動詞「き」の連体形「し」が付いて)です。実際、ちなみに終止形なら
「残しき」で、「残せき」 とはならないですね?

添削:
「子の残しし学習ノートの余白には亡夫の癖字で住所録あり」(りこりこ)