漢字とひらがなの使い分け

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数字の書き方

「悪夢とも思へるやうな震災の一日を思ふ12年過ぎしも」(瑞希) あおぎり先生、こんばんは?!♪今日、1月17日は・・・日本国民にとって、忘れもしない・・・「阪神淡路大震災」の起こった日ですね。多くは、語りませんが。。。ただただ、この教訓を、今後にどう生かすかが?私達に課せられた課題でもあると思ってます。よろしくお願い致します。 歌で「悪夢」とありますが、瑞希さん(および身近な人たち)も相当な被害を […]

ちょっとした配慮

「「可愛そう」は野菜作りに禁句だと義母は得意気に青虫つぶす」(愛) 今、義母から野菜作りを教わっています。無農薬、有機栽培は、けっこう手のかかる作業で、自分たちの食べる糧を作るのが精一杯。ネットをかぶせて蝶の来るのを防いだり、それでも青虫がとまっていればつぶしてしまうのです。「得意気」という言葉に替わる語句がどうしても考え出せません。御指導宜しくお願いします。 そうしたお義母さんの行為が愛さんには […]

漢字を避ける繊細さ

「しりとりで紡ぐ言葉は六歳の吾子の広がる世界を映す」(麻里子) 息子としりとりをしました。どこで覚えたのか「ソマリア」などと言い,息子の世界がどんどん広がっていることに驚かされました。 アフリカ東部の、あの戦火(内戦)の国だったソマリアですか?すごいですね。確かに「六歳の吾子の広がる世界を映」しています。息子さんが成人されるころ、世界に戦火がなくなっているといいのですが・・・。「尻取り」という漢字 […]

意味の違う漢字

「繰りかへし繰りかへし児に匙運びし日我(われ)乳色のカプセルの中」(銀色の風) まだ意志の疎通も出来ない、ただ親の庇護を求めている幼児の親に自分がいざなったとき、喜びや幸せはむろんですが、それ以外の思いもありました。外出の多い仕事を減らし、家でこどもと向かい合う毎日。乳色のカプセルに「閉じ込められている」という使役の気持ちと「閉じこもっていたい」という思いがないまぜでした。今、思えばどちらも懐かし […]

二つの漢字がくっついて、ちょっと読みにくいから

「食卓で愛しい笑顔と向かい合い年を重ねる幸噛みしめる」(麻里子06/07/18) ご無沙汰しております。おかげさまで大変体調が良くなり、三連休は自宅で過ごすことができました。海の日は私の誕生日でしたが、家族と共にいることの幸せを改めて感じた日でした。添削、よろしくお願いいたします。 それはよかったですね。海の日(17日)が誕生日だったとのことですが、おめでとうございます。その祝いも兼ねて自宅回帰で […]

様々な配慮を

「次の逢如何にありなむ友らとの年ごと減りゆく同窓会に」(比叡2006/07/17) 今年の同窓会は5名参加者が減りました。来年はどうなるのかなとの思いです。2句目は自信がありませんがこれでよろしいでしょうか。宜しくお願いします。 同窓会は毎年開かれるのですか?結構マメなのですね。が、年々参加者の数が減っていくのは寂しいですね。お歳のこともあり、隔年にされたら増えるというものでもないでしょうし。。。 […]

「あつく」は「暑く」且つ「熱く」

「好きなものここにいくつか揃ってる東京の夜はあつく更けゆく」 (choco) 夫と長男に会いに、彼の出張のついでに彼を追いかけて上京し、長男の仕事が終わるのを待って会ってきました。長男はそれなりに一人で生活してはいるものの、アルバイトで生計を立てている。苦しい彼の生活を垣間見て、心穏やかにあらずも、再会できて幸せでした。私の好きな池袋で会いました。三人で台湾料理を食べました。今日は潮留で岡本太郎の […]

咲き満つる

「ハナミズキ咲き満つ路をそぞろゆくポトマック河畔のサクラを胸に」(がんてつ) アメリカから贈られたというハナミズキですが、今では並木としてアチコチの路で美しい花を魅せてくれています。一方アメリカへ渡ったサクラも、ポトマック河畔に大きく育って人々を魅了しているそうです。双方が戦争という時代を過ごしましたので、抜かれたり折られたりの妨害にあったようですが、それを乗り越えていまが在る事を後になって知りま […]

「ごとく」「如く」

「鉢植えの菊は日毎に膨らみて弾けるごとく今朝咲き始む」(すみえさん2002年11月4日) 丹精こめられた花が咲くのは大いなる喜びですね。ここでは菊ですが。その喜びが素直に表現されたいい歌です。ただ、「は」は限定するニュアンスがあります。ここは「が」がよりふさわしいように思われます。「ごとく」は少しきついようですが、漢字で「如く」とするよりはいいですし、ここは毅然として(弾けるように)咲いた感じを出 […]

読み易さとか、活字を見たときの感じとか

「名にしおふたそがれ時の酔芙蓉早やほろ酔いの紅(くれなゐ)さして」(槿花さん2002年9月29日) この酔芙蓉の微妙な色の変化は不思議ですね。初句「名にしおふ」はどうでしょう。かなり古韻ですが、、、槿花さんふうということでいいかな。それでも少し大げさ?「酔い」は「酔ひ」ですね。「早や」は「早」ですが、ここは平仮名で「はや」がいいですし、「さして」は漢字で「差して」がいいですね。これらは読み易さとか […]

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