無と有
- 2023.09.20
無から有、生(あ)れざると言へど青空に白雲泌み出(づ)るをいかに言ふべき
無から有、生(あ)れざると言へど青空に白雲泌み出(づ)るをいかに言ふべき
餌どきと裏庭の木に集まれる雀ら俄雷雨に大混乱せる
つくづくと吾が思へるは結局は定常宇宙論がビッグバン説に勝る
なぜなのか清少納言は筆名で本名はつひに分らずと言へり
最高の奇跡は宇宙の創生にて生命(いのち)の生(あ)れしは些事に過ぎぬか
「思惑(しわく)とは「習慣的迷い」で「思わく」とは「思うこと」の意、混同されるが (その「おもわく」も漢字では「思惑」と書くけれど。)
普及せる盆踊りの発祥は一遍上人の「念佛踊り」といふはまことか
「納」の字は訓より音(おん)が多いと知る。納税・納得・納屋・納戸・出納・・
期限切れのカードを鋏で切断するに悲鳴のごとき声を立てたり
裏庭の隅よりひびく虫の音は去年(こぞ)にも聞きし、まさか同じ虫?