作歌の姿勢や手法

本歌取りとは?

「かなかなとかなかなかなとかなかなとかなかな蝉はけふを仕舞ひぬ」(がんてつ) このように纏めて読み返してみましたら、何処かで見たような?読んだような?そこで、 先生!良く耳にする「本歌取り」と「盗作」の違いを教えてください。「本歌取り」が何であるのか、いまひとつ理解できていません。 どうぞ宜しくお願...

ほのめかし、と、あいまい

「淡き藍快晴の空おおいける小さき雲を吸い尽くさむと」(夕夏) 「あわきあいかいせいのそらおおいけるちいさきくもをすいつくさむと」(夕夏) 短歌を始めてから半年程度、文法も得意ではないので、見よう見真似のものです。よろしくお願いします。 一首目で「おおいける」は「覆い(ひ)ける」のおつもりでしょうか?...

区切れ

「秀吉にゆかりの深き黒金糯雄の老樹なり秋空に伸ぶ」(広) 秀吉が朝鮮に勢力を伸ばすため当地まで出かけた際に同人から授かったクロガネモチだそうです。老樹ながら今も立派で県指定の文化材です。これまで添削を受け,4句切れがいいかなと思い字余りながら作りました。 十六世紀の末の方になって政治的最高権力者になった秀吉は、気宇壮大な領土拡張構想を練り上げていたようですね。国境というものが今ほど明確ではなかった […]

作歌の姿勢や手法

「咲き誇りしむくげ衰え蕭条と茶室に雨の降る音を聴く」(宋見) 今日の茶花を考えて、夏の茶花「むくげ」がひとまわり小さくなり衰えを感じ、さてどう活けようかと茶室の外の秋雨の音を聴きながら考えております。いつも親切なご指導有難う御座います。 私の歌は感情移入が過多で修飾が多すぎるのかな、もっと冷徹な眼で現実を見つめ余計なものを削ぎ切った真実を伝えなければいい歌は詠めないのだろうかなどとかんがえこんでお […]