もう一工夫
- 2007.01.25
- 言い慣れた言葉ではなく工夫して 重複していないか?
お願い致します。
「青空に仙丈ケ岳凛と立ち初雪光り冬の訪れ」(伊那佳)
紅葉の頃伊那から見た初雪です。「仙丈ケ岳」「凛」が好きです。
伊那の初雪は深秋でしたか。「初雪光り」とありますから「冬の訪れ」は余りにも当たり前では?他に詠みこみたいことはないのですか?もうひと工夫してみて下さい。
よろしくお願い致します
青空に仙丈ケ岳凛と聳ち初雪そむる深秋の郷
秋も詠みこみたいと思いました
秋・枯れる・紅葉・風・冷・寒・里・伊那等を使って考えましたが適当ではありませんでした。
「初雪そむる」は「初雪が染める」の意味でしょうね。つまり、伊那では晩秋の山に初雪がある・・・。それにしても「深秋の郷」を「初雪が染める」とは・・・?いや、「初雪が染める」のは「深秋の郷」ではなくて、「(凛と聳つ)仙丈ケ岳」のおつもりでしょうか?それですと語順がよくありません。(「初雪」とあるから、季節はあえて入れる必要はないでしょう。)
改作例:
「初雪にかがやきにつつ青空に凛と聳ゆる仙丈ケ岳」(伊那佳)
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