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梧桐学 「今日の短歌」2004年以降の短歌
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紫陽花ほか   夢路   風鈴   名刹   ビル
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2004年5月25日(火曜)

「大都上空に麗人閉づる眼のやうな繊月、そして金星が並ぶ」

「靄けむる富士川の橋渡りつつ脳裏に富士山けざやかに浮く」

「しっとりと卯の花くたしに濡れて澄む東海道の水田地帯」

「集ひては議論を交はし楽しめる学会といふは不思議な異界」

「拉致されて生(な)しし子供ら帰国すと歓喜はすれど何か違和あり」

「木曽川の河川敷埋め黄をながすオオキンケイギクに妻も染まりぬ」

「光とは真空とは何 問ふほどに吾が脳めろめろと融けてゆくなり」

「始まりの在りとふ宇宙のその先は不問に附して安らふ奴ら」

「時間さへ伸び縮みする。浦島も可能と説ける思弁の世界」

「<在る>ことに意味を求めて気狂ひし偉人のたれかれ われは凡人」

---梧桐



2004年5月15日(土曜)

「林行く風ひたひたと裏がへす葉叢なびきて白くかがやく」

木曽川増水:−
「青々と繁る樹木が濁流に半ば沈みてゆさゆさと揺る」

国宝犬山城:−
「徂徠命名の白帝城が激流の上の小山にぽつねんと建つ」

−−梧桐



2004年5月14日(金曜)

「晴れわたる晩春のひと日妻ときて木曽川沿ひに散策五キロ」

「繁る葉を漏れくる陽光はみどり色。夢中でシャッターを押し続けたり」

「遊歩道に燕とび交ひウグイス鳴く世界の騒擾は夢のごとしも」

「山岳に豪雨ありけむ木曽川は濁れる水の満々と流る」

「河沿ひの散策道にも忍び寄るイラクの影あり。自衛隊機飛ぶ」

「低空に戦闘機次々現れて木曽川を越え近山へ没(い)る」

−−梧桐

(注:木曽川の対岸、小山の向こうには、各務原の航空自衛隊駐屯地があり、最近ことにジェット戦闘機の飛行訓練が激しい。)



2004年5月13日(木曜)

「球根をいつ植えたるか花菖蒲ゆらりと伸びて三花ひらきぬ」

「すりガラスにあやめ三花の影揺れて異常高温の春の夜も更く」

「イスラムの世界に根付くや民主主義意外に咲けるアヤメに問ひをり」

「衝迫感ふかく疾(はし)りぬ虐待に報いる暴虐テレビに観つつ」

「つづまりは人間とふはかしこさうに見えて脳味噌スポンジなるかも」

「身障の人らにPC教ふるを楽しみとなす妻はしけやし」

「糸よりも細き雨くる天を観て雲のしづかなざわめきを聴く」

「空覆ふ白き雲よりにじみ出(づ)る雨の微粉のひややかさ佳(よ)し」

「Helpless 数人殺され幾百の殺戮空爆なすイスラエル」

「悩むより自分の道を進むのみ日に何百の虐殺あるとも」



2004年5月10日(月曜)

「消えてゆく化石燃料そののちは人らたつきを如何にとかせん」

「いまひとつ環境破壊の実感のなきまま人は破壊を続く」

−−梧桐



2004年5月9日(日曜)

「髪型で女性はこうも変わるものかと美容院帰りの妻を見ていた」(口語新仮名)


「生命は<性>を得てより進化速む。されど死も得しと学説に言ふ」

---梧桐



2004年5月8日(土曜)

「人間の悪業表す語は強く響く惨殺拷問虐待・・」

「イラク人虐待加担に女兵ありと大仰に報ずる目的は何」

「虫けらと思わなければ3千もの収容イラク人を御(ぎょ)せないだって?」(口語新仮名)

「虐待を謝罪することすなはちこれ民主主義とぞ愚もつかぬ詭弁」

「元凶を辿れば大儀なき侵攻 武力頼みのドンキホーテさ」

高階より庭を見る:−
「俯瞰する庭木に夕日の当りゐて緑葉蜜蝋のごとく照り映ゆ」

---梧桐



2004年5月6日(木曜)

「ぬかるめる山路に赤き実散らばりて山藤新緑に垂るるも雅趣なり」

「なんじゃもんじゃの大樹の雪は無尽数(むじんず)の針状花弁のかたまりなりとは」

−−梧桐



2004年5月4日(火曜)

「不調なるPC宥めなだめしてなんじゃもんじゃを調べ嘉(よみ)せむ」
(なんじゃもんじゃ:学名はヒトツバタゴ)

「妻と来て小雨の中に屹立せるなんじゃもんじゃの大樹の花めづ」
(この歌の木は樹齢(推定)200年とか。)

「何の木か分からぬままに名付けしとふなんじゃもんじゃの花にも白雨」

「なんじゃもんじゃ、なんじゃもんじゃとつぶやきつつ雪花とも呼ぶ花を撮りてむ」

−−梧桐



2004年5月2日(日曜)

「ラナンキュラス、紫蘭、薔薇、またサイネリア、路地の家々百花に自浄す」

「杜の宮市(いち)と称して門前に街起こし為す若きら健気(けなげ)」

「崩されて無惨の七階建てビルの跡に顕ちくる虚像に吾も居る」

−−梧桐



2004年5月1日(土曜)

NHK・TV『甲府盆地桃の里』より:

「桃の花玲瓏として地に満てり陶淵明いふ<桃源郷>これ」

--- 梧桐



2004年5月1日(土曜)

「つばくらめ二羽電線に寄り添へる 青春ならむと妻にささやく」

「さ緑の楓若葉を這ふ虫のちひさき影が照る日に動く」

「群雲の動くにつれて翳りゆく新緑の森は日を待ちて撮る」

「あはあはと浮かぶ雲さへ染まりゆく青天上の包容力よ」

−−梧桐



2004年4月29日(木曜)

「地蔵寺も湿潤の若葉溢れゐてわれは釈迦涅槃石像を撮る」

「澄む空に真綿のやうな白き雲さやかに伸びて仏閣おほふ」

「蜘蛛の巣の張れる釣鐘わんわんとかって鳴りけむ音の残響」

<妻>:
「妻やる気?日曜大工道具買ふ少女のやうな危ふさに満ち」

---梧桐



2004年4月28日(水曜)

「白壁に赤き塗料の垂れにつつ鬼の泪に変はる今の世」

「西洋の楽器グランドピアノさへ日本製をリヒテル愛すと」

「ある日日本をメイストームの襲ひきてふところ深くを撹乱して過ぐ」

「泣くよりも笑ひがいいな所詮吾の一生(ひとよ)は我に閉ぢたる時空」

---梧桐



2004年4月26日(月曜)

「追ひ込まれ自殺せざるは勇気なきや 狂気は切腹を美学ともなしき」

「中東にかく易々と死は満ちて渾身の自死の論も色褪す」

「生を享け喜怒哀楽に日々は過ぐ無無明亦無無明尽」

(「無無明亦無無明尽」はご存知、般若心経の一節。「むむみょうやくむむみょうじん」)

「生と死は背理にあらず死の在りて生あることを知る稚葉道(わかばみち)」

---梧桐



2004年4月25日(日曜)

「本町に太鼓乱打の演舞ありチャリティー募金に若きら励む」

近くの真清田神社。本殿、正門、鳥居、そして本町通りが一直線になっているとばかり思っていた迂闊・・・?宗教的に何か意味があるものかどうか。

「本殿から正門、大鳥居、本町の通りが意外やジグザグに並む」


「朝日透く社殿の大樹の若葉影揺れつつ砂利にいたく沁み込む」

−−梧桐



2004年4月21日(水曜)

「生ゴミの袋を破りカラスらが朝の馳走を楽しむに遇ふ」

「カラスらのつつきゐたるは大いなる鮪の頭 料亭の前に」

「ヒヨドリらツイーツイーと鳴き交はし葉桜を出で電線にとまる」

「瑞々と庭木若葉のさ緑とツツジの花の色ひびき合ふ」

「おもほえず紅色牡丹の大輪が民家の軒に贅を尽くせる」

「出色の花の季節の路地裏に恋する猫かギャオーとぞ鳴く」

「恋の歌づんづんと湧く春の日にわれら夫婦は労働に汗す」

---梧桐



2004年4月19日(月曜)

<生>:−

「生(せい)と言ひ生(なま)と言ふ また生(う)むと言ひ生(む)すと言ひ生(あ)ると言ひ生(い)くとも言ふかな」

<空>:−

「空(そら)といひ空(から)といひまた空(くう)といふ 空(うろ)といひ空(あ)くといひ空(むな)しともいふ」



2004年4月17日(土曜)

「春陽のさ霧が宙に躍りゐて目眩むほどの至福感あり」

「春日浴び眠れるやうな感覚に原初生命の胚思ひゐき」

「燻ぶれる穹(そら)に枝々張る松が天を衝くがに群花を咲かす」

「妻と歩む道路に沿ひて花水木白とピンクの悲しみながす」

「無から有生(あ)るる証左の一命を春日に游ばせやるせなかりき」

−−−−−−−−−−−−−−−

「アメリカのイラク侵攻と占領に<力>の闇をしみじみと視(み)る」

---梧桐



2004年4月12日(月曜)

「散り急ぐ花びらを継ぎ現はるる桜若葉のさ緑の花」

「街中(まちなか)に御衣黄を撮り菜の花や桃も稚葉(わかば)のさ緑も撮る」

−−梧桐



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