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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1. 青春と病   歩く速さ   耳を澄まして    鈴の音    盆提灯   良歌   メ-ル   翁長雄志    ねむり姫   睡蓮
2.S L    五月の風   交換日誌    蕗の薹   水仙    老い二人    三年間は       車椅子   洗濯もの
3.鉄杭   妻の   点滴   麦秋   傘寿   春の息    清みゆく   枝垂れ桜    脳梗塞   胸の傷跡
4.年賀状   冬のひかり   大根   月光   百千鳥    スタ-トペ-ジに   さざ波   淡雪   無情の雨   姉妹
5.大根   花火   秋晴れ   息子   秋風    天人菊    図書館   千の風   カレンダ-    鼓動
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折り紙の鶴2009/02/10(火曜)

子が夫(つま)に教へつつ共に折りし鶴窓辺に二つ初空仰ぐ」(桐子)


お作で、「子」とあるのは、もう小学校高学年か、中学生のお子さん(お嬢さん?)ですね?お子さんの方がお父さん(ご夫君)に教えつつ、というところが面白いです。ともかく、そうして折られた鶴二つが窓辺に並べて置かれているのでしょう、空を仰ぐ形で。ほほ笑ましくもありますね。新年の歌は、どうしてもありきたりになりがちですが、これはいい歌ですね。


新春の風2009/01/04(日曜)

「新春の風五重塔に吹き渡り東寺訪なふ人清め過ぐ」(玉章)
運動をかねて、歩いて東寺に初詣に出掛けました。暖かい日でしたが、一陣の風が吹き渡り、お清めを頂いたような気分になりました。


もう少し風の動きが出るといいですね。いい歌になります。

添削:
新春の風ふき渡り東寺訪ふ人清め過ぎ五重塔越ゆ」(玉章)


御節準備2008/12/31

盛りつけの数の子をカリッとつまみ食い塩加減よし味加減よし」(さくらえび)
お節料理をお重に盛り付けている時、ついつまみ食いをしてしまいます。他にも色々、、、。^^)。。よろしくお願い致します。


わかります、わかります。こうした歌、内容的にどうということもないように思えて、母(あるいは妻)というものの形がこつぜんと現れますし、どうしてどうして味があり、むしろ新鮮です。いい歌だと思います。


手術2008/12/31(水曜)

「カメラをば向ければ髪を直しいる我の主治医はダンディ-である」(タイム)
手術の体験記をネットで流したいので写真を撮らせて頂きました。「今日は疲れていて・・・」と言いながら髪を直したので笑ってしまいました。結局その日の写真はボケてしまい、後日撮りなおしました。


折角の写真、残念でしたね。もっとも、写真は何度でも撮り直しがききます。若くダンディだというだけではなく、一度は命をあずけられた男性ですからね、おろそかに出来ないでしょう。。。ともかく、このお歌のような余裕がもう出来ておられ、よかったですねぇ。。。

添削:
デジカメを向ければ髪をつと直すわたしの主治医はダンディである」(タイム)

(この歌は、一読軽いと思えて、実はこの主治医はオペの執刀者でもあるわけですから、作者の深い思い(恩義、敬愛、信頼、そして愛?)が奥に秘められたお作ですね。その意味で、いい歌だと思いました。)


年賀状2008/12/22(月曜)

「亡き友へ一番先に賀状書く心の筆はさらさら進む」(さくらえび)
いつも有難うございます。m(_ _)m。。数年前に同級生が逝ってしまいました。毎年、白い年賀状に気持ちだけを込めています。よろしくお願い致します。


つまり、真っ白な年賀はがきを見ながら、心の中で書かれた・・・。しゃれたご行為であり、またお歌です。読んで、しばらくして心に沁みて来ます。

添削:
亡き友へ一番先に賀状書く心の筆でさらさらさらと」(さくらえび)

(いい歌です。)


心の渦 2008/12/14(日曜)

いさかひの心の渦を鎮めつつ笑顔をつくるこれも商ひ」(夏子)
仕事も家庭も毎日一緒に暮らしている夫とはぶつかり合う事も良くあります。心に渦巻く想いを鎮めながら、お客様には元気よく笑顔をつくる。。。商いを生業とする者の辛い?ところです。生身の人間ですから。。よろしくお願い致します。


お作を読んだとき、お客とのトラブルかと思いましたが、諍いの相手はご夫君だったのですね。「仕事も家庭も毎日一緒に暮らしてい」ますと、それはもう諍うこともあろうと思います。ただ、家庭内の諍いによる心の乱れを、仕事に出すことは御法度ですね。わかります。いい歌だと思いました。。。


冷え込んだ朝2008/12/03(水曜)

「朝焼けが西の雲まで赤く染め冷えて澄みゆく白き連山」(華雪)
焦点に迷いが出たかも・・・。


寒冷な早朝の、荘厳な風景ですね。お作、ほとんどいいですが・・・。(例えば、「澄みゆく」なら「冷えつつ」でしょうね。)ともかく、透徹した写生歌です。

添削:
朝焼けに西の雲さへ赤味おび冷えて澄みたり白き連山」(華雪)

(いい歌だと思います。)


遺書2008/11/05(水曜)

母という文字の愛しき遺書を読む最後尾には兵の没年」(アン)
山口県の大島郡の回天基地の特攻兵の遺書には、必ず母を思いやる言葉が書かれています。最後に記されている没年○才には胸をつかれます。

若者をそんな境地にまで追い込んだ戦争というもののむごさ・・・。

添削(旧仮名):
<母>といふ文字も哀しき遺書を読む末尾にあはれ兵の没年」(アン)

(添削歌、いい歌ですね。)。


みの虫2008/10/27(月曜)

みの虫の声が聴こえる季節来て寂しさ一つ増える里山」(夢子)
だんだんに寂しくなって来ました!( ..)


冬の日本海側の空気は重く暗い感じでしょうから、それが徐々に近づいている今、「だんだんに寂しくなって来」るのでしょうね。。。ところで、蓑虫の鳴き声はどんなものなのでしょうか?なお、「聴」の字は、注意して(耳をそばだてて)聴く意味合いが濃いですから、自然にきこえて来るような場合は「聞」の字の方がいいですね。

添削(新仮名):
蓑虫の声が聞こえる候となり寂しさ一つ増えた里山」(夢子)

(「蓑虫の声」が新鮮かつ効果的で、いい歌ですね。)



醒まさじと:2008/10/18(土曜)

食べさして眠れる母を醒まさじと静かに拾ふ卵焼きの片」(アン)
よくこんなことがあります。


お母さん、卵焼きのかけらを床上にこぼしておられたのですね。上手く詠まれました。最後の「片」がちょっと気になりましたが。。。

食べさして眠れる母を醒まさじと静かに拾ふ卵焼きの欠片(かけら)」(アン)

(いい歌ですね。)


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