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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1.父への想い    ウグイス   義母   登山靴   口癖   ゾウに腰掛く   陽の優しさ    昔語り   秋の絵画    ガッツポーズ
2.正夢   幻の家族   お盆の後   遺影   ビ-玉   墓洗ふ   あるときは    朝の散歩   夏の日差し    青春と病
3.歩く速さ   耳を澄まして    鈴の音    盆提灯   良歌   メ-ル   翁長雄志    ねむり姫   睡蓮   S L
4. 五月の風   交換日誌    蕗の薹   水仙    老い二人    三年間は       車椅子   洗濯もの   鉄杭
5.妻の   点滴   麦秋   傘寿   春の息    清みゆく   枝垂れ桜    脳梗塞   胸の傷跡   年賀状
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幼子2010/11/04(木曜)

臥すママにそっと寄り来て幼子は「貸してあげる」とアンパンマン置く」(愛)
夏風邪をこじらせていた嫁もやっと元気になりました。しばらく子供の世話などで泊まりこみましたが、三歳になる孫が、気になるのかママの傍に来て、自分の一番お気に入りのぬいぐるみを「ママ、かしてあげる」と置いていきました。今日もよろしくお願いします。。


いじらしいですね。きっとアンパンパンの効果があることでしょう。。。いい歌だと思いました。。。


重さ楽しむ2010/10/01(金曜)

わが背なに身体を預けて寝入る孫をそっと揺すって重さ楽しむ」(すずむし)
孫は五ヵ月半ほどになり、先日私がお守りをし、昔のおんぶ紐でおんぶしました。2,3度ぐずったかなあと思ったら寝入ってしまいました。まだ軽いです。が、眠ると前より重みが肩にかかります。揺すりながらその重みを楽しみました。

起きているときはある程度重心位置を自分で調整しますが、寝入るとまったりと体全体を預けますまらね。

わが背(せな)に身体あずけて寝入る孫をそっと揺すって重さ楽しむ」(すずむし)

(お孫さんとの間の情の交流がよく伝わるいい歌ですね。)


お盆2010/08/17(火曜)

経唱ふ肩に気配を感じをり炎のゆるる盆の夕ぐれ」(たかこ)
お盆はとくに気をこめてお勤めしていますと。。蝋燭の炎も高くなっています。

亡き人を心に描きつつの読経なのでしょうね。そのとき、確かにあの世から降りてきておられる・・・。お歌で「経唱ふ」→「経唱ふる」(連体形)ですね。

経唱ふる肩に気配を感じをり炎のゆるる盆の夕ぐれ」(たかこ)

(いい歌です。)


広島の蝉2010/08/14(土曜)

平和式典報道に混じり鳴く蝉も戦禍をくぐり来しもの」(いずみ)
広島の平和式典の様子がテレビで報道されます。毎年、暑さをあおるようにたくさん蝉が鳴いていますが、広島の蝉は、原爆を乗り越えて命をつないできた特別な蝉の声なのだとふと思ったことです。


原爆投下当初は、100年は草木も生えないだろうと言われていたそうですね。65年後の今の広島の様子は・・・。蝉もそうですが、命というものの逞しさですね。(もっとも、今の核兵器の威力は当時のそれの比ではなく、数も大量ですから、全くの仮定ですが、今もし核戦争が起こったら、そんなことは言ってはおられないと思いますが。。。)

添削(改作例):
思へらく平和式典の背後で鳴く蝉も原爆くぐり来しもの」(いずみ)

(いい歌です。)


故郷1・22010/08/01(日曜)

妻と来て故郷に四日目を迎ふ巡り巡れば思ひ出怒涛」(白嶺)
学童期に朱夏の光を駆け抜けて日にけに泳ぎし友はまうなし」(白嶺)
7月25日から28日まで、妻と故郷沙留(さるる)を訪れ詠んだ歌です。添削よろしくお願いいたします。


ご夫婦の故郷は沙留(さるる)ですか。美しい名と音(おん)の町ですね。

一首目添削:
妻と来て故郷を巡ること四日なべてのものに思ひ出怒涛」(白嶺)

二首目添削例:
学童期朱夏の光を駆け抜けて日にけに共に泳ぎし友なし」(白嶺)

(二首とも、いい歌ですね。)


通り雨2010/08/01(日曜)

「古池が濁れる夏の通り雨緋鯉泳ぐがかすかにわかりて」(広)
古池が濁りやすいのかどうか?池によるでしょうから・・。


底が浅く泥がたまっていると、雨で濁りやすいでしょうね。

添削(改作):
夏の雨とほりて濁る古池に緋鯉の泳ぐ影がゆらめく」(広)

(改作の形なら、いい歌ですね。)


草履2010/07/25(日曜)

草履には亡夫(つま)の足型くっきりと残りて下駄箱にひっそり生きる」(りこりこ)
娘がプレゼントしたつっかけ草履に亡夫の足型がくっきり残っていて、捨てよう捨てようと思いながら未だに捨てられずにいます。


亡きご夫君の足型が残るつっかけですか。なかなか捨てられない筈ですね。。。お作、ご夫君の足型が草履に残って、今も下駄箱の隅に生き続けていると。なるほど、ご夫君の生々しい実在感が足型から感じられるわけですね。

草履には亡夫(つま)の足型くっきりと残りて下駄箱にひっそりと生く」(りこりこ)

(いい歌だと思いました。。。)


メモ紙2010/06/29(火曜)

亡き夫の喪服のポケットに残されし 父の葬儀の挨拶のメモ」(いいか)
夫の背広などを整理していると、折りたたまれたメモ紙が入っていました。89歳で父が亡くなり、4年後に64歳で主人が亡くなりました。「の」を繰り返し使っているのが気になります。宜しく添削お願い致します。。

ご父君はまあ天寿を全うされましたが、ご夫君は少々早く亡くなられましたね。このお作、心にひびきます・・・。

亡き夫(つま)の喪服のポケットに残されし父の葬儀での挨拶のメモ」(いいか)

(いい歌だと思います。。。)


手術2010/06/25(金曜)

病棟の窓に映りし平凡な景色の裏は手術中の母」(けいこ)
母の手術を待っている間のことです。


これは病棟の外に居て詠われたようですね?お母さんは、手術を受けられるほど重篤な病気にかかっておられるようですね。心配でしょう。お大事に。。。

添削:
病棟の窓に映れる日常の景色の向かふでオペ受くる母」(けいこ)

(お母さんの手術を待っておられるときの心理も反映されていて、いい歌ですね。)


かくせない2010/06/13(日曜)

ぺたんと座り繕いものする婆がいる鏡に映りしわれの現実」(いずみ)
朝からミシン掛けを楽しめたのは良かったのですが、ふと鏡に映ったわが姿に、かなりショックを受けました。休みの日だったので 髪も化粧も構わずとはいえ、たまたま身体をまるめて針を持ってる姿が、まるで亡き母の様なお婆さんで、鏡は正直で恐ろしいです。(写真も)


鏡に映った自分の「身体をまるめて針を持ってる姿」にショックを受けたと言われる。「まるで亡き母のようなお婆さん」でしたか。しかし、女性は年齢とともに容姿などが母に近付くと言いますね。むしろ安心されては?ただ、心はいつも若くありたいですね。いつかどこかに誰かの言として引用したことがありますが、「二十歳のオ-トリ-ヘップバ-ンは美しい、しかし八十歳の彼女はもっと美しい」・・・。歳相応の美しさがあるということなのでしょう。いずみさんは、まだうんとお若いですしね。内面が輝いている限り・・・。ショックと言いながら、そうした自分の姿を客観視して短歌に詠われるあたり、大したものですよ。

(新仮名):
ぺたんと座り繕いものする婆が居る。鏡に映ったわたしの現実」(いずみ)

(いい歌ですね。)


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