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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1. 朝の散歩   夏の日差し    青春と病   歩く速さ   耳を澄まして    鈴の音    盆提灯   良歌   メ-ル   翁長雄志
2. ねむり姫   睡蓮   S L    五月の風   交換日誌    蕗の薹   水仙    老い二人    三年間は   
3. 車椅子   洗濯もの   鉄杭   妻の   点滴   麦秋   傘寿   春の息    清みゆく   枝垂れ桜
4. 脳梗塞   胸の傷跡   年賀状   冬のひかり   大根   月光   百千鳥    スタ-トペ-ジに   さざ波   淡雪
5.無情の雨   姉妹   大根   花火   秋晴れ   息子   秋風    天人菊    図書館   千の風
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ねむり姫2018/06/19(火曜)

>「震度6弱 おびえる子らを抱き寄せてささやくように眠り姫読む」(ごしきえび)
>まだまだ余震は続いておりますが、おかげさまで私も母(りこりこ)も元気にしております。昨日学校(勤務先)はパニックになっておりました。おびえきった子どもたちを落ち着かせようと、保護者の方が迎えに来るまで、しりとりをしたり読み聞かせをしたりして過ごしました。今日は市内の小中学校は休校。明日は大雨警報が出そうです。

遅れましたが、地震のお見舞い申し上げます。地震発生のとき、授業中だったのですね。おびえる学童たちへのご対応はお見事です。ご自身も恐かったでしょうに。とにかく、学童らともどもご無事でよかったですね。

「震度6弱 おびえる子らを抱き寄せてささやくように <眠り姫> 読む」(ごしきえび)

いい歌ですね。


睡蓮2018/06/17(日曜)

>「一面に黄の睡蓮の咲く池に初トンボ来て花に寄り添う」(りこりこ)
>「久々のメタセコイアの木陰みち杖つく先を風通りゆく」(りこりこ)
>昨日で骨折から三か月経ちましたが、まだ痛みがあり外には全然出かけていませんでした。ポストに手紙を出してほしいと息子に頼んだら、一緒に行ってあげるから歩いてみたらというので、思い切って出かけました。ポストの近くにある池の黄色一色の睡蓮の美しい事、メタセコイアの下を歩く時のさわやかな風、やっぱり外はいいな、痛む腰をなでながら、これからは少しずつでも歩くようにしたいと思いました。2首になりましたが、お願い致します。

三か月の閉じこもり状態から抜け出て外を歩かれたから、目に入る景色などすべて新鮮だったでしょうね。二首ともこのままでいいでしょう。特に二首目はいい歌ですね。


S L2018/05/28(月曜)

>「S Lの子供らと手を振りあゐて夕焼け空を歩みて来たり」(タイム)
>当地では土、日、祝日にSLが走っています。踏み切りにいた所、大勢の子供達が手を振ってくれました。ちょっと恥ずかしかったのですが、手を振りました。こんな小さな事ですが、ほっこりとした気分で帰宅しました。よろしくお願いいたします。

応えてもらって、大勢の子供達も嬉しかったことでしょう。。。「土、日、祝日にSLが走っています」と。懐かしさから、SLは人気がありますね。(「合ふ」はハ行の動詞ですから「あゐて」ではなく「あひて」ですね。)

添削:
「SLで行く児童らと手を振り合ひ夕焼の中あゆみ来にけり」(タイム)

(詩情たっぷりのいい歌ですね。)


五月の風2018/05/04(金曜)

>「窓外をノ-スリ-ブの人がゆく病室にはない風を切りつつ」(りこりこ)
>昨日のメイスト-ムの連作のような歌ですが、爽やかな感じがして私はこの歌のほうが好きです。母らしい歌だなぁと。よろしくお願いいたします。(ごしきえび記)

そうですね、これはいい歌ですね。で、書くことがなくなりました。


交換日誌 2018/04/20(金曜)

>「「アリガトウ」癖字の返事日々ありぬ亡き夫との交換日誌」(アン)
>「八十歳を記念して、脳の機能を確かめるために、毎朝交換日誌を始めませんか」と提案しました。夫も短いながら返事を呉れていました。

大変すばらしいお話です。このこと、病気で入院されるまで続いたのですね。ご夫君も満足しておられたことしょう。いい歌ですね。


蕗の薹2018/03/04(日曜)

>「野に摘みしさみどり色の蕗の薹入れて春めくペペロンチ-ノ」(みえ子)
>摘みたての蕗の薹を昨日のお昼にパスタに入れて、春の香りを満喫しました。よろしくお願いいたします。

これはいい歌ですね。文句なしです。


水仙2018/02/09(金曜)

>「水仙の花芽が出ない「お礼肥えやりましたか」と夫の声する」(アン)
>そういえばいつも夫が「お礼の肥料は必ずやらなくては」と言っていたのを思い出しました。

今は亡きご夫君、「お礼の肥料」とはよくぞ言われました。花だって生き物ですからね。

「水仙の花芽が出ない。「お礼の肥料やりましたか」と亡夫の声する」(アン)

(いい歌です。)


老い二人 2018/02/02(金曜)

>「告げざりし言葉は雪に留めおきて老い二人別るまた今度ねと」(あざみ)
>また今度と云いながら、先のことは分からない年齢となりました。一回一回の出会いを大切にしていこうと思いました。宜しくお願いいたします。

おっしゃる通りですね。このお作、お上手ですし、いい歌ですね。


三年間は2018/01/14(日曜)

>「さびしさは三年間と聞きし夜寒いと言えば遺影が笑う」(アン)
>主人に花を供えに来てくれた方たちがみんな「三年間は寂しいですよ」と言われるので、遺影に語りかけています。

夫婦生活が長ければ長いほど、(片方が亡くなったとき)寂しさは後を引くでしょうね。心に出来た穴は永久に消えないでしょうし。

添削:
「夫(つま)逝きし寂しさ三年は続くとふ 「寒い」と言へば遺影が笑ふ」(アン)

(いい歌ですね。)


2017/11/28(火曜

>「時といふ薬を二十年飲みつづけ心の痛み少し癒えたり」(りんこ)
>心の痛み、悲しみも時間が薬と慰められたことがあります。宜しくお願いいたします。

確かに、そう言う慰め方は結構多いですね。ただ、「時」が「薬」だとずばりと言うことは少なく、お作など新味を感じます。それにしても20年かかってようやく癒えたと言われる「心の痛み」、相当に深刻だったのですね。お作、このままで「いい歌」です。



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