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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1.正夢   幻の家族   お盆の後   遺影   ビ-玉   墓洗ふ   あるときは    朝の散歩   夏の日差し    青春と病
2.歩く速さ   耳を澄まして    鈴の音    盆提灯   良歌   メ-ル   翁長雄志    ねむり姫   睡蓮   S L
3. 五月の風   交換日誌    蕗の薹   水仙    老い二人    三年間は       車椅子   洗濯もの   鉄杭
4.妻の   点滴   麦秋   傘寿   春の息    清みゆく   枝垂れ桜    脳梗塞   胸の傷跡   年賀状
5.冬のひかり   大根   月光   百千鳥    スタ-トペ-ジに   さざ波   淡雪   無情の雨   姉妹   大根
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正夢2019/08/30

>「小さき鈴鳴るがに聞きゐる虫の音に眠りて覚めぬ友を思へり」(夏子)
>「正夢となるを祈りぬ二か月余目覚めぬ友の元気な夢見て」(夏子)
>前にくも膜下出血で倒れた友のことを詠みましたが、先日(別の)友人よりお見舞いに行ったことを聞き、名前を呼ぶと瞼は少し動いたけれど意識は回復しないとのこと。。数日前に元気な友の夢をみました。倒れて二か月が経ち、何とか元気になることを祈るばかりです。2首よろしくお願いいたします。

「膜下出血で倒れた」ご友人、お気の毒ですね。「倒れて二か月が経ち」「意識は回復しない」ですか。奇跡でいい、何とか恢復されるといいですが・・・。二首目はこのままでいい歌ですね。

一首目添削:
「小さき鈴鳴るがの虫の音(ね)聞きながら昏睡つづく友を思へり」(夏子)



幻の家族2019/08/27

>「幻の家族かさねて傘寿なる軍服姿の父の遺影に」(未歩)
>8月は特に父が恋しく、感情的になってしまいます。<九段短歌> に投稿したくご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

戦死されたのが8月かは分らないのでしょうが、この月は慰霊行事が多く、あの大戦のことがひときわ話題になりますからね。

添削:
「幻の父と生き来て傘寿なり軍服姿の遺影とともに」(未歩)

(いい歌ですね。)



お盆の後2019/08/24

>「彼岸へと夫は戻り供へたる百合が咲き継ぐひとりの部屋に」(ちづる)
>「仏壇を浄めて後(のち)はタブレットに付きゐし孫の指紋をぬぐふ」(ちづる)
>13日にお供えした白百合が、今日もまだ元気に咲き継いでいます。孫たちの夏休みも終わり、静かになった部屋に良い香りが満ちています。2首になりましたが、よろしくお願いいたします。

お盆の諸事をし終えられ、夏休みで来ておられたお孫さんたちも(夏休みが終わって)帰って行かれたあと、寂しさとともにいつもの日常を取り戻された・・・。お作の一首目はこのままでいいですね。二首目もほとんどいいのですが・・・

二首目:
「仏壇を浄めしのちにタブレットに付きゐし孫の指紋をぬぐふ」(ちづる)

(何となく味のある一首で、いい歌ですね。)



遺影 2019/08/20

>「君逝きて本当はほっとしたわたし遺影の笑ふ幸せだったよ」(アン)
>夫は寝たきりになり声も出せない状態でしたので、可哀想で亡くなったとき、ほっとした気持ちがありました。しかし、一週間もすると食欲が無くなり、八キロぐらいやせました。現在ほとんどもとに戻って四十二キロです。

本当は下のように詠まれたいのでは?

(改作例):
「苦しみて君逝しときほつとせりその後一週間で八キロ痩せしが」(アン)

(この形で、いい歌ですね。)



ビ-玉 2019/08/14

> 仏間にてビ-玉遊びする幼な繋がっているこの世とあの世(あざみ)
>昔、お盆に来た孫が仏間で遊び始めたことを想い出して読みました。先祖が喜んでいるように感じました。

そのお孫さんは、すっかり大人になられ、家庭さえもっておられるのでしょう。。。お盆で、不意に昔のことを思い出された・・・。

添削:
「仏壇前で幼ながビ-玉遊びする ああ繋がっているこの世とあの世」(あざみ)

(いい歌です。)


墓洗ふ2019/08/13

>「父の背を流すが如くに墓洗ふ幼き吾に父のしたまう」(てつさん)
>お墓参りに行きました。父は、わたしが小学校低学年まで一緒に風呂へ入って、背中など体を洗ってくれました。よろしくお願いいたします。

そうした父の愛情は、一生忘れないものですね。

添削:
「父の背を流すがごとく墓洗ふ幼き我に父したまひき」(てつさん)

(いい歌ですね。)



あるときは2019/07/12

>「あるときはさみしい顔を見せた君遺影の君は笑顔のままで」(アン)
>笑顔の遺影を眺めていると、ふとさびしい顔を見せた時のことが思い出されます。

陰影ある心理詠ですね。

添削(口語新仮名):
「時としてさみしい顔したアナタだった遺影ではいつも笑顔のままね」(アン)
別詠例(新仮名):
「いつも笑顔の遺影のアナタを見ているとふと見せた淋しい顔思い出す」(アン)

(いい歌です。)


朝の散歩2019/06/16

>「はつなつの朝の散歩はシナモンの香に導かれパン屋への道」(みえ子)
>焼きたてパンの香りに弱い私です。よろしくお願いいたします。

お作、文句なしの「いい歌」ですね。知的な主婦感覚を感じます。コメントの「弱い」は、日本語的には「よく解らない」ですが、ここは英語の「weak」で、「抗し得ない、文句なしに好き」という意味ですね。もちろん、英語でも文字通り「弱い」意味にもなりますが。


夏の日差し2019/05/27(土曜)

> 病む夫と同じ歩調のその人を夏の日差しは射貫きつづける(原谷苑)
>脳梗塞の後遺症で苦しんでいる夫と同じような歩きをする男性とすれ違いました。身につまされて後ろ姿をじっと見送りました。

「脳梗塞の後遺症で苦しんでいる夫」・・そういうことでしたか。ご本人はもとより、奥さんも大変でしょうが、頑張っていただくしかありません・・・。お作の結句に「身につまされて後ろ姿をじっと見送りました」が表現されているわけですね。

添削:
「病む夫と同じ歩調の人の背を夏の日射しが射貫きつづける」(原谷苑)

(いい歌ですね。)


青春と病2018/11/15(木曜)

>(あ)「青春に長く病みたる我なりき振り返へり見れば今は懐かし」(かずひろ)
>「シベリアで抑留されし元兵士復員後それで病む人あはれ」(かずひろ)
>(あ):青年期内臓を痛めまして、柔道も相撲もやめざるを得ませんでした。それから半世紀、また病んでいます。お願いします。

「青春に」→「青春期(に)」。「我なりき」→「日々のこと」。「シベリアで」→「シベリアに」。二首目はいい歌ですね。


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