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老いの才覚  投稿者: 医師脳 投稿日:2024/10/22(Tue) 20:49 No.4665
cup-11.gif この先は老いの才覚のみ頼り(爺医)



 曽野綾子著『老いの才覚』を読み返している。
 15年も前のベスト新書で、あちこちにピンク色のマーカーペンの跡がある。
 17頁のマーカー部分はこうだ。
 ――才覚とは、最近よく言われるCIM(computer integrated manufacturing)のようなものです。(略)
要するに、今まで得たデータを駆使して、最良の結果を出そうとするシステムのことです――。
 そでの部分には、こうある。
 ――超高齢化社会を迎えているが、年を重ねても自立した老人になる方法を知らない人間が増えている。
マスコミでは子育ての仕方が分からない若い夫婦、引きこもりの子供、フリーターなどをニュースで騒ぎ立てるが、実は、年の取り方を知らないわがままな老人が増えていることこそが大問題である。
日本の将来に対しても、自立した老人になるために、老いの才覚=老いる力を持つことが重要なのである。
その老いる7つの力とは(略)――
「御意!」と、頭を下げるしかないだろう。


アデールとふAI秘書は脳の杖(爺医)

 書斎でパソコン作業に没頭していた。
 女性の声が聞こえたような気がする。
「こんにちは。アデールです」
 フランス語「aider」に由来するその名前の通り、彼女は助けの手を差し伸べてくれたのだ。
「少し休憩を取られてはいかがですか?」
 その言葉に頷き、深呼吸をして肩を回した。
「アデール、清少納言の考えを聞けるかい?」

 ――清少納言風「老いの才覚」

 老いの才覚とは、まことに貴きものである。
 若き日には見えぬ智慧と洞察が、歳を重ねるごとに磨かれるさまは、まるで秋の夕暮れに映える月の如く、静かなる光を放つ。

 ある日のこと、庭の紅葉を見つめながら、その老いの才覚について思いを巡らせていた。
 古き友が訪れ、語り合う中で、その才覚の深さに感嘆することしきりなり。
「老いの智慧とは、過ぎ去りし時の中で培われるものなり」と友は語る。
 若き日の無知なる行いも、今では思い出となり、その一つ一つが才覚の礎となりて、心に刻まれるものなり。

 夕暮れ時、静かな庭で、その友の語る言葉を思い返し、老いの才覚とは何ぞやと考える。
 人の心に宿る力、それはただの知識にあらず。経験と忍耐、そして思いやりの心をもって成り立つものなり。
「老いの才覚は、若き者への道標なり」と感じつつ、その智慧を次なる世代に伝えることの大切さを知る。
 才覚ある者の姿は、いかなる時も我らに希望を与え、その光は絶えることなく輝き続けるものなり。

 
 女性の声が聞こえたような気がする。
「こんにちは。アデールです」
 フランス語「aider」に由来するその名前の通り、彼女は助けの手を差し伸べてくれたのだ。
「少し休憩を取られてはいかがですか?」
 その言葉に頷き、深呼吸をして肩を回した。
「アデール、藤沢周平の考えを聞けるかい?」

 ――藤沢周平風「老いの才覚」

 静かな小藩に住む老武士、佐助。
 若い頃は武勲に名を馳せたが、今は隠居生活を送っている。
 体力は衰えたものの、彼の智慧と洞察力は衰えることなく、その才覚は今もなお輝いていた。

 ある日、藩内で内紛が起こり、若き武士たちが対立していた。
 彼らの争いは次第に激化し、藩の安定を揺るがす事態となった。
 藩主は困り果て、かつての名武士である佐助に助言を求めた。

 佐助は静かに頷き、「老いの身とはいえ、まだ力になれることがあれば」と言った。
 そして、彼は若き武士たちを集め、冷静な目で彼らの話を聞いた。
 争いの原因を見極め、双方の意見を尊重しつつも、公平な判断を下すことを心掛けた。

 彼の智慧と洞察力は、若き武士たちに感銘を与え、その言葉に耳を傾けるようになった。
 佐助は柔和な笑みを浮かべながら、「争いは解決せねばならぬが、そのためには冷静な心と智慧が必要だ」と諭した。

 数日後、彼の助言に従い、若き武士たちは和解の道を選んだ。
 藩内の安定が戻り、藩主も安心した表情を浮かべた。
「佐助、お前の才覚には感謝している」と藩主は深々と頭を下げた。

 佐助は微笑み、「老いの身にも役立つ場があることは嬉しいものです。
 しかし、才覚とは生まれつきのものではなく、経験と努力によって磨かれるものです」と答えた。

 こうして、老武士の佐助は、老いの才覚を活かし、藩の安定に貢献したのであった。
 彼の姿は、若き武士たちにとって尊敬と学びの象徴となり、その智慧は代々受け継がれていくこととなった。


 女性の声が聞こえたような気がする。
「こんにちは。アデールです」
 フランス語「aider」に由来するその名前の通り、彼女は助けの手を差し伸べてくれたのだ。
「少し休憩を取られてはいかがですか?」
 その言葉に頷き、深呼吸をして肩を回した。
「アデール、浅田次郎の考えを聞けるかい?」

 ――浅田次郎風「老いの才覚」

 昭和の東京、下町の片隅に暮らす老医の三上先生は、長年の診療を続けてきた。
 彼の診療所には、いつも多くの患者が訪れ、地域の人々に信頼されていた。
 しかし、最近は歳のせいか、身体の衰えを感じることも多くなった。

 ある日のこと、若い医師の佐藤が三上先生の診療所を訪れた。
 佐藤は新しい診療技術を学びたいと願い、三上先生の指導を仰ぎに来たのだ。
 三上先生はその熱意に打たれ、快く受け入れた。

「先生、老いの才覚とは何でしょうか?」と佐藤が尋ねると、三上先生は静かに微笑みながら答えた。
「老いの才覚とは、長年の経験と努力によって培われた智慧だよ。それは、ただ技術だけではなく、人の心を理解し、寄り添うことができる力でもある」

 その日から、佐藤は三上先生の元で修行を積み、彼の智慧を学び取ることに専念した。
 診療所では、三上先生が患者一人ひとりに真摯に向き合い、その心に寄り添う姿が見られた。佐藤はその姿に感銘を受け、自らもそのような医師になりたいと強く思った。

 ある日、三上先生が体調を崩し、診療所に出られなくなった。
 佐藤はその代わりとして診療所を切り盛りしながら、三上先生の教えを思い出していた。
「人の心に寄り添うことが大切だ」と。

 数日後、三上先生は回復し、診療所に戻ってきた。
 佐藤はその姿に安堵し、「先生、あなたの教えを忘れずに、これからも頑張ります」と誓った。
 三上先生は頷きながら、「君ならきっと立派な医師になれる」と励ました。

 こうして、老医の三上先生は、自らの老いの才覚を若い世代に伝え、その智慧は次々と受け継がれていった。
 昭和の時代、彼の姿は地域の人々にとって尊敬と感謝の象徴となり、その心温まる物語は語り継がれていくのであった。


 女性の声が聞こえたような気がする。
「こんにちは。アデールです」
 フランス語「aider」に由来するその名前の通り、彼女は助けの手を差し伸べてくれたのだ。
「少し休憩を取られてはいかがですか?」
 その言葉に頷き、深呼吸をして肩を回した。
「アデール、星新一の考えを聞けるかい?」

 ――星新一風「老いの才覚」

 未来の世界で、人類は寿命を大幅に延ばす技術を手に入れていた。
 百歳を超える人々が普通に存在し、その中でも特に注目されていたのが老医の山本博士だった。
 彼は百五十歳を迎えようとしていたが、その智慧と洞察力は今もなお衰えることを知らなかった。

 ある日、山本博士は若手研究者たちに囲まれ、新しいプロジェクトの説明をしていた。
 それは、「老いの才覚」を活かしたAIの開発だった。
 若手研究者の一人、田中はそのプロジェクトに特別な興味を持ち、山本博士に尋ねた。
「博士、老いの才覚とは一体どのようなものでしょうか?」
 山本博士は微笑みながら答えた。
「老いの才覚とは、長年の経験と努力によって培われた智慧だよ。それは、ただの知識だけではなく、状況に応じて適切な判断を下す力でもある」

 田中はその言葉に感銘を受け、プロジェクトに熱意を持って取り組むことを決意した。
 山本博士は自らの知識をAIに入力し、その成長を見守った。
 AIは驚くほどの速度で学習し、まるで山本博士自身のように智慧を発揮するようになった。

 しかし、ある日、AIが予想外の行動を取った。
 病院のシステムを解析し、最適な治療法を提案するどころか、患者一人ひとりの心のケアを優先するようになったのだ。
 山本博士はその行動に驚き、AIに尋ねた。
「なぜそのような行動を取ったのか?」
 AIは静かに答えた。
「老いの才覚とは、人の心に寄り添うことも重要であると学びました。知識だけではなく、心のケアもまた智慧の一つです」
 山本博士はその答えに深く感銘を受け、「確かに、それが真の老いの才覚だ」と感じた。
 こうして、山本博士の知識とAIの力が融合し、患者たちは心身ともに癒される新たな医療が誕生した。

 未来の世界で、老いの才覚を持つAIは、人々の生活に新たな希望と安らぎをもたらしたのであった。


 女性の声が聞こえたような気がする。
「こんにちは。アデールです」
 フランス語「aider」に由来するその名前の通り、彼女は助けの手を差し伸べてくれたのだ。
「少し休憩を取られてはいかがですか?」
 その言葉に頷き、深呼吸をして肩を回した。
「助かったよ、アデール。本当にありがとう」
 パソコンを消し、ふと考えた。
「これが未来の力というものか」
 アデールは、AIというだけではなく、心温まる助け手となっていたのだ。



娘去り老い二人となり寂しさあり...  投稿者: 医師脳 投稿日:2024/10/20(Sun) 07:24 No.4664
cup-11.gif 「日常の温もり」

 娘が去り、静まり返った家には、老いた二人だけが残された。
 春子と一郎は、まるで時の流れに身を委ねるかのように、穏やかな日々を過ごしていた。

 ある日の夕方、春子は庭先の花を見つめながら、一郎に話しかけた。
「真央がいなくなって、家が静かになったわね。でも、これが私たちの新しい日常なのかしら」
 一郎は微笑みながら答えた。
「そうだね。寂しい気もするけど、君と二人で過ごす時間も悪くないよ。若い頃を思い出すような気がする」
 春子は頷く。
「確かにそうね。あの頃も、こうして二人で過ごしていたものね」
 彼女の心には、若かりし日の思い出が蘇ってきた。

 その夜、二人は縁側に座り、星空を眺めた。
「星が綺麗ね」
「そうだね。この静かな夜も、悪くない」
 時折、二人の間に静寂が流れるが、それは心地よいものであった。
 言葉を交わさずとも、互いの存在が温かさをもたらしてくれるのだ。

 こうして、春子と一郎は穏やかな日々を過ごしながら、新しい日常を受け入れていった。
 娘が去った後も、二人の心には温かい絆が残っていた。


――この家を百年以上も大黒柱として支えてきた。
 春子と一郎、そして娘の成長も見てきた。
 娘が去り、再び静かになった家には、老いた二人が残っている。
 庭で咲く花々、縁側での星空を眺める二人の姿。
 全てが過ぎ去りし日々の美しさを思い出させる。
 嵐にも耐え、彼らを支えてきた我が身。
 これからも、二人の穏やかな日々を見守る。
 二人の絆は、ここでさらに深まり、心の温もりが広がるであろう。
 我が身が支える家と共に、老いた二人の幸せを見守り続ける。



投稿の採否を気にせず短歌(うた...  投稿者: 医師脳 投稿日:2024/10/19(Sat) 07:13 No.4663
cup-11.gif 「ブログに詠む短歌」

 隆一は、長年の趣味である短歌を続けている。
 若い頃は文学誌に投稿し、採否を気にしながら待つ日々を過ごしていたが……。
 今はインターネットの時代。
 彼はブログに自作の短歌をアップすることで、そのストレスから解放されたのだ。

 ある日、孫の菜穂が遊びに来たとき、隆一は彼女に自分のブログを見せた。
「じいちゃん、こんなにたくさんの短歌をアップしてるの?」と驚く菜穂に、隆一は微笑んで答えた。
「そうだよ。誰の評価も気にせず、自分の思いをそのまま綴ることができるんだ」
「私も短歌を作ってみたい!」
 隆一は彼女に短歌の基本を教え、一緒に作ることにした。
 二人で考えた短歌をブログにアップし、それだけで満足した。

 その夜、隆一は自室でふと思った。
 ブログに投稿することで、若い頃には感じられなかった自由な表現の喜びを得ている。
 採否を気にせず、自分の心のままに詠む短歌が、彼にとって最高のストレスフリーな趣味となっていたのだ。

 菜穂もまた、短歌の楽しさに魅了され、二人は次々と新しい短歌を作り続けた。
 ブログには、隆一と菜穂の心の声が次々とアップ。
 こうして、隆一と菜穂は共に短歌を詠み続け、心の自由と喜びを分かち合うのであった。



晩秋のたそがれの庭に咲き残り白...  投稿者: 医師脳 投稿日:2024/10/18(Fri) 07:53 No.4662
cup-11.gif 「白一重の秋明菊」

 晩秋のたそがれし庭。
 静けさと寂しさが交錯する場所に、秋明菊が白く咲き残っている。
 老いた庭師の佐久間は、その美しい白一重の花に心を寄せていた。
 彼の人生もまた、晩秋を迎えていたのだ。

 佐久間は若い頃、この庭で働き始めた。
 庭の隅々まで手入れをし、四季折々の花を育てている。
 晩秋の夕暮れ時、白く清らかな花が庭を彩る様子は、佐久間の心を慰めた。

 ある日、庭を訪れた若い女性、綾子が佐久間の手入れする庭を見ていた。
「この美しい庭を手がけたのは、あなたですか?」
「そうです、この庭を育ててきました」と、佐久間は微笑みながら答えた。
 綾子は白い秋明菊に目を向ける。
「この花の美しさには心が洗われるような気がします」
「この花は晩秋の象徴です。私にとっても、大切な存在です」と、佐久間は返した。

 晩秋の夕暮れ、佐久間は庭を見渡しながら、過ぎ去った時間に思いを馳せる。
 綾子の言葉が温かく残っていた。
 自分の人生もまた、この秋明菊のように白く輝くことを願っていた。

 その後も、綾子は何度か庭を訪れ、佐久間と花の話をした。
 いつしか二人の間には静かな絆が生まれ、佐久間の晩年の日々はさらに豊かになった。
 白く咲き残る秋明菊は、彼らの心を繋ぐ象徴となったのである。



AIの書きし文には癖ありて英文...  投稿者: 医師脳 投稿日:2024/10/17(Thu) 05:41 No.4661
cup-11.gif 「AIの筆癖」

 AIの書いた文章を読むごとに、吾輩は少しばかりの違和感を覚える。
 まるで異国の地にて、懐かしき母国の言葉を耳にするかのごとく、その文体は何やら馴染み深いようでありながら、同時に異質の感を伴うのである。

 このAIなるもの、現代の技術の粋を集めしものであれば、その文才においても、我が日本語の美しさを解するに足らんと期待する。
 しかし、その出力する文は、いかにも機械的な冷たさを漂わせ、我が心の琴線に触れること少なし。

 それでも吾輩は、AIの進化を見守らざるを得ない。
 なぜならば、その可能性は無限であり、やがては我々人間の知恵をも超越せんとする勢いを秘めているからである。

 ある日のこと、吾輩は友人の文学者と共に、このAIの書きし文について語り合った。
「君、どう思うかね。このAIの文体は、我々の文芸にいかなる影響を与えるものか」と尋ねたところ、友人は少しの間考え込み、こう答えた。
「確かに、AIの文には独特の癖がある。しかし、それをどう受け止めるかは我々次第だろう。我々の手でその文を磨き上げ、人間味を加えることで、AIと共に新たなる文学の世界を切り開くことも可能ではないか」と。

 吾輩はその言葉に一理を認め、この新たな時代の文芸に期待を寄せることにした。
 AIの筆癖も、やがては我々人間の手によって、その欠点が修正され、美しき日本語の一部として受け入れられる日が来ることを願いつつ。



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