2006年12月22日 / 最終更新日時 : 2006年12月22日 yukokyousitu 5.文法などについて 代名詞「の」の省略 「傾いた墓地に香煙立つを見る鈍行の車窓に冬晴れの朝」(劫) 先週の土曜日、少し電車を乗り継いで鰻を食べに行ったときの風景です。鈍行列車なのでゆっくり走っており、車窓から墓地に線香の煙が立っているのが見えました。文法的にお […]
2006年12月19日 / 最終更新日時 : 2006年12月19日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 詠み直し、あるいは推敲も勉強になります 「瞼閉じ君を想いし弾くピアノグノーのマリア静に微笑む」(月あかり) 彼と逢えないけれど、もしわたしがアベマリアを弾いたなら喜んでもらえると想う。マリアも静に微笑んでくれるでしょう。 アベマリア(Ave Maria)のアベ […]
2006年10月11日 / 最終更新日時 : 2006年10月11日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 旧仮名の合う歌 「年輪のような襖の下貼りの埃を払い胸躍らせる」(実華) 古文書調査は埃との戦いです。市から委託された旧家の襖は新聞紙や反古紙等何段にも貼ってあるのを丁寧に埃を払いながら剥がしていきます。いつ頃(何年)のどのような古文書が […]
2006年10月11日 / 最終更新日時 : 2006年10月11日 yukokyousitu 5.文法などについて 常套句 「天高く穂高の山脈(やまなみ)白く初み紅葉の里から冬を見ゆ」(伊那佳) (天高くアルプスの山脈白く初み紅葉の飛騨路に冬のおとずれ) 紅葉を見に安房トンネルを抜け新穂高ロープウエーで西穂高口(2156m)から北アルプスを見 […]
2006年9月24日 / 最終更新日時 : 2006年9月24日 yukokyousitu 5.文法などについて 時代によって変化する文語 「しめやかに二人に降るる花の雨煌らかな日も共にや去らぬ」(理絵) 初投稿でドキドキしてます。おっちょこちょいな者でBBS2とBBSがあることを知らずに2の方に一度投稿してしまいました。。初心者なので改めて投稿します。 元 […]
2006年9月20日 / 最終更新日時 : 2006年9月20日 yukokyousitu 5.文法などについて 「や」と「か」の使い分け 「入国に二時間余りの検問所チエコはEU圏にあらずや」(比叡) ドイツからチエコに入国するとき二時間待たされました。まだ社会主義の改革が充分ではないのかと思いました。結句の「や」「か」の一般的な使い方について教えてください […]
2006年9月12日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 5.文法などについて 言葉が生命の短歌だから 「新しき色をほどこし粧へば見慣れた顔のやわらかくなる」(恭子) 久しぶりに新しい色の化粧品を買いました。色自体はダーク系ですけど、別の色で初めて化粧をする時は、何時も気分が浮き立ちます。普段の仏頂面も、何となく、微笑んで […]
2006年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 5.文法などについて 他動詞は目的語が必要 「又今日も点滴室に横たえてぽたり静かな投与を受ける」(風子) 微熱がなかなかとれません。肺炎は完治したというものの。病院の点滴室には静けさが満ちています。 まだ点滴が必要なのですね。お大事に。。。お作で、「横たえて」です […]
2006年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 5.文法などについて サ行五段活用動詞 「私まで届いた歴史思うなり父の遺せし著書を読みつつ」(アン) 私の父は63歳で逝きました。死の直前に出した「枯草露滴」という本を読んで行くと若い頃にはわからなかった父の仏の教えを聞いてくれという思いがとにもかくにもこの私 […]
2006年9月7日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 5.文法などについて 「濡れる」と「濡るる」 「胸までの稲穂掻きわけ稗を刈る媼は露に濡れるを厭わず」(比叡) 稲の間に生えている稗を刈るため媼は露の降りた田圃に入りて露に濡れながら作業をしてしていました。農業の仕事の忙しさ、辛さを目の当たりに見ました。宜しくお願いし […]