4.推敲によって育て上げる

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言いたいことが伝わるように

「中空に紋白蝶は幾重もの羽ばたきとなり耀ひにけり」(むぎぶどう) 目の前の少し高みを紋白蝶が飛んでいました。羽ばたきは日の光を受けて残像となり、美しく輝いて見えました。 美しく詠もうとされている姿勢は分かります。しかし、お作で「幾重もの羽ばたきとなり」は、この歌の作者であるむぎぶどうさんにだけ「羽ば...

類似の言葉に注意

「さらさらと心地よき音のせせらぎに秋雨降りて水音響く」(蛍窓) 家の前にある小川のせせらぎが心を癒してくれます。それも、 秋雨前線の停滞による雷雨によりゴーゴーと音をたてています。 お宅の前に小川が流れているのですか。佳き環境ですね。雷雨でゴーゴーと音立てるのはお困りでしょうが。。。お作ですが、「心...

語順

「羊水に眠れるやうにヴェネツィアの埠頭のよひに波音を聴く」(むぎぶどう) 昨日の先生の推敲歌を素晴らしいと思いましたので、もう一首詠んでみました。過去の体験をベースにしてはおりますが、想像をふくらませた部分もございます。日が暮れてしばらくの時間帯、雄大でありながらも人を包み込むような運河のイメージを...

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