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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1.   病む   雨戸    熱燗      陽射し   蝋梅の蕾   木の手摺り   ひとり言   義母
2.   遠花火      セシウム被害   朝顔の花   妻の死      おもちゃの金魚   花柄浮かぶ   新しい扉
3.雑草   時計   洋上慰霊に参加して   波のひかり   名前       温暖化   想い出   幼き頃   (新仮名)
4.空間   春の訪れ   洋上慰霊に思う   大晦日に   平均年齢    コポコポ      九十七歳   手話   十二月八日
5.ハロ-ワ-ク   眠る   クモの糸   幼子   重さ楽しむ   お盆   広島の蝉   故郷1・2   通り雨   草履
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メモ紙2010/06/29(火曜)

亡き夫の喪服のポケットに残されし 父の葬儀の挨拶のメモ」(いいか)
夫の背広などを整理していると、折りたたまれたメモ紙が入っていました。89歳で父が亡くなり、4年後に64歳で主人が亡くなりました。「の」を繰り返し使っているのが気になります。宜しく添削お願い致します。。

ご父君はまあ天寿を全うされましたが、ご夫君は少々早く亡くなられましたね。このお作、心にひびきます・・・。

亡き夫(つま)の喪服のポケットに残されし父の葬儀での挨拶のメモ」(いいか)

(いい歌だと思います。。。)


手術2010/06/25(金曜)

病棟の窓に映りし平凡な景色の裏は手術中の母」(けいこ)
母の手術を待っている間のことです。


これは病棟の外に居て詠われたようですね?お母さんは、手術を受けられるほど重篤な病気にかかっておられるようですね。心配でしょう。お大事に。。。

添削:
病棟の窓に映れる日常の景色の向かふでオペ受くる母」(けいこ)

(お母さんの手術を待っておられるときの心理も反映されていて、いい歌ですね。)


かくせない2010/06/13(日曜)

ぺたんと座り繕いものする婆がいる鏡に映りしわれの現実」(いずみ)
朝からミシン掛けを楽しめたのは良かったのですが、ふと鏡に映ったわが姿に、かなりショックを受けました。休みの日だったので 髪も化粧も構わずとはいえ、たまたま身体をまるめて針を持ってる姿が、まるで亡き母の様なお婆さんで、鏡は正直で恐ろしいです。(写真も)


鏡に映った自分の「身体をまるめて針を持ってる姿」にショックを受けたと言われる。「まるで亡き母のようなお婆さん」でしたか。しかし、女性は年齢とともに容姿などが母に近付くと言いますね。むしろ安心されては?ただ、心はいつも若くありたいですね。いつかどこかに誰かの言として引用したことがありますが、「二十歳のオ-トリ-ヘップバ-ンは美しい、しかし八十歳の彼女はもっと美しい」・・・。歳相応の美しさがあるということなのでしょう。いずみさんは、まだうんとお若いですしね。内面が輝いている限り・・・。ショックと言いながら、そうした自分の姿を客観視して短歌に詠われるあたり、大したものですよ。

(新仮名):
ぺたんと座り繕いものする婆が居る。鏡に映ったわたしの現実」(いずみ)

(いい歌ですね。)


どしゃ降り2010/05/10(月曜)

どしゃ降りの窓の彼方を眺むれば心の内を覗き見るよう」(つれづれ)
先日来、色々悩むことが続いています。どしゃ降りの雨に心の内を見る思いです。曖昧な歌ですが・・・。よろしくお願いします。


外界の情景がいつの間にか心の裡と渾然一体となること、確かにありますね。何を悩んでおられるのか、もとより分りませんが・・・。

添削:
窓外の靄りて寒きどしやぶりに心の内を覗き見てゐき」(つれづれ)

(いい歌です。)


於 老人福祉センタ-2010/05/02(日曜)

次に会ふ約束の日に訃報聞く九十五歳にひと月はながく」(桐子)
福祉センタ-で月に一度お会いする方が毎回、私たちボランティアに「元気だったらまた来月ね」と仰っていたのに、それも叶わなくなってしまいました。よろしくお願い致します。

福祉センタ-で月に一度のボランティアとして、ご老人方のお相手などをしておられるのでしょうね。お歳がお歳ですから、このお歌のようなことはいずれあるのでしょうけれど、やはり惜しまれますね。

添削:
月に一度の訪問の日に訃報聞く九十五歳にひと月はながく」(桐子)

(何かじんとくる、いい歌ですね。)


なかば2010/04/07(水曜)

人生のなかばを過ぎて見えずとは今日降る雪のせつなさ思う」(けいこ)
40代を過ぎても自分の生き方に迷うこともしばしばです。そんな嘆きの歌です。

人というもの、一生悩みながら過ぎていくものかもしれませんね。ここで言われている嘆きは、けいこさんだけのものではないかもしれません。。。

添削:
人生のなかばを過ぎても道見えず今日降る雪をせつなく思ふ」(けいこ)

(しっとりとした感触が、いい歌ですね。)


天気予報2010/03/10(水曜)

二度と会う事もなからん旅の友 全国の天気予報を見る」(タイム)
旅で出会い全国に友達がいます。その人達の顔を思い浮かべながら天気予報を見ています。


タイムさんは旅行好きで、国内でも大抵のところには行っておられるのでしょう。したがって、旅先で知り合いになられた人も多いわけですね。天気予報を見るにつけても、そうした各地のご友人たちの面影が脳裏に浮かぶのですね。地図を見るだけでも、見方が違ってくる・・なるほどねぇ。。。

添削:
二度と会ふこともなからん旅の友全国に居る。天気予報見ても」(タイム)

(いい歌だと思います。)


軍事郵便2010/03/06(土曜)

遺されし軍事郵便の筆文字に想ひ募らせ書の道歩む」(未歩)
先日、2/23に下記のようにご指導をいただきましたが、もう一度詠んでみましたのでご指導を御願い申し上げます。


筆文字の軍事郵便懐かしき真似ては学び今書を楽しむ」(未歩)
お歌には「父」が出てきませんが、まあいいですか。。。

詠い直されて、うんとよくなりましたね。いい歌です。


2010/01/14(木曜)

昨日に続き今日も雪です。現在雪は25糎ぐらい積もっています。年寄りには応える寒さに暖房はフル回転です。山の小鳥たちが一斉に里に下りてきて、日中は庭や軒下に寄ってきて賑わしいです。そして、また夕暮れには一斉に塒に帰ってゆきます。お許し下さい、今日は「一人一日一首」の規定を違反して二首投稿しました。済みません。
投稿:
降り積もる雪の最(さ)中の夕暮れを塒に帰る小鳥らの群れ」(多朗)
外灯の光わずかなる広がりのその中にして雪は舞い降る」(多朗)


今冬は雪が多いですね。それに寒いです。(この冬通しての平均では、暖冬との予報ですが・・・。やがて気温のかなりの上昇があるようです。)雪のせいで、野鳥が降りてきて賑やかなのは慰めでしょうね。

添削例:
夕暮はなほ降る雪の最中(さなか)つき塒へ帰る小鳥らの群」(多朗)
添削例:
外灯の光のわづかな広がりの範囲をきらめき雪は舞ひ降る」(多朗)

(二首目もいいですが、一首目は特にいい歌ですね。)


定位置 2009/11/01(日曜)

春は花秋はもみじと三階の亡夫(つま)の遺影の確かな定位置」(りこりこ)
三階の部屋の亡夫の遺影の場所から、丁度下の道端の桜が見えます。今は紅葉した桜を楽しんでいると思います。年によって凄く美しい時とまあまあの時がありますが、今年はまあまあです。結句が少し気になっていますが、ご指導お願い致します。


今は、桜紅葉の綺麗な頃ですね。ぐんと冷えると紅葉もいいようですが、これからでしょうかね。ご投稿歌、亡きご夫君への情愛があふれていますし、上手く纏められましたね。

添削:
春は花、秋はもみぢ見て三階の亡夫(つま)の遺影の確かな定位置」(りこりこ)


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