383715
[新着][目次][ワード検索][過去ログ][「良い歌ですね!」(2005年まで分)]

梧桐学の「良い歌ですね」

歌集紹介 短歌教室 短歌収納庫 短歌添削BBS1 短歌添削BBS2 梧桐学のいい歌ですね ものぐさ談話室 ものぐさBBS ものぐさ歌会 ものぐさ写真館 ものぐさリンク集 プロフィール メール送信 トップページへ
*--- 短歌の題名 ---*
1.   病む   雨戸    熱燗      陽射し   蝋梅の蕾   木の手摺り   ひとり言   義母
2.   遠花火      セシウム被害   朝顔の花   妻の死      おもちゃの金魚   花柄浮かぶ   新しい扉
3.雑草   時計   洋上慰霊に参加して   波のひかり   名前       温暖化   想い出   幼き頃   (新仮名)
4.空間   春の訪れ   洋上慰霊に思う   大晦日に   平均年齢    コポコポ      九十七歳   手話   十二月八日
5.ハロ-ワ-ク   眠る   クモの糸   幼子   重さ楽しむ   お盆   広島の蝉   故郷1・2   通り雨   草履
 新着の期間  [全ページの表示]  [目次OFF]  [新着一覧

墓経2006/9/301(土曜)

「墓経の僧に日傘を差し掛くる妻のうなじに汗の一筋」(yoshi)
盂蘭盆にお墓参りをしました。ことのほか残暑厳しく、午前11時ごろでしたが、既に気温は30度を超えていたかと思います。かんかん照りの中での墓地での読経は、私たち家族にもちょっとした苦行?でしたが、墓経をあげてくれた80歳近い老僧にとっては、なおのこと難儀なお勤めには違いないだろうなあ−と思いながら、有り難く経を聞かせていただきました。


お坊さんは徳を積まれるためか大抵は長寿ですね。この老僧もほぼ80歳とのことですが。しかし、おっしゃるように炎天下での読経はつらいに違いありません。奥さんの心遣いはさすがですね。その奥さんの「うなじに汗の一筋」を目敏く見付け、気にされるyoshiさんも優しいお方です。お作から、場面がありありと目に浮かびます。

「墓経(はかぎゃう)の僧に日傘を差掛くる妻のうなじに汗の一筋」(yoshi)

(いい歌ですね。)


命せつなし2006/9/27(水曜)



「野の道に途切れとぎれに鳴く虫の沈黙ありて命せつなし」(白嶺)
深まりゆく秋の野の虫は、細々と、途切れとぎれに鳴いています。その沈黙の間に力を蓄え命の限り鳴き続ける虫たち・・・添削よろしくお願いいたします。


間をおいて(弱々しい?)虫の音が聞こえるのですね。その間の沈黙が切ないと。

改作:
絶え絶えに虫の音聞こえ野の道に静寂の間の切なく寂し」(白嶺)

(いい歌ですね。)



秋の川2006/09/24(日曜)

「流れくる水流れゆく水狩野川に秋を写し秋を運びて」(宋見)
上から流れてくる水を眺めていて振り返って流れ行く水を眺めハッとしました、私の心の中まで変わってしまうような一変してしまう眺めに驚き、静かに雲を映し木の葉の秋を運んでくる狩野川の流れ。第一句が7音になってしまいましたが「水」をきってしまったほうが良いのでしょうか?「水」を残したほうがよいか迷っています。ご指導お願いいたします。


平生気にしないようなことがある日ある時、何かの啓示のように、まったく新しいこととして現前するという、これは好例ですね。自分が現在に生きていることを実感されたことでしょう。

改作:
「流れ来て流れ去る水 狩野川は秋去らすべく秋運び来る」(宋見)

(いい歌ですね。)


萩の波2006/09/22(金曜)

「萩の波に映るやさしき人影が立ち止まりてはそっと去り行く」(紗柚)
加茂川に面した通りにある小さなお寺は今、萩が満開です。人一人通るのがやっとの本堂までの狭い石畳、両脇は地面までしなだれるミヤギノ萩に覆われてトンネルのようです。余にも小さな寺なので来る人は殆ど奥まで入らず山門付近から眺めます。下手をすると地面に垂れる萩の花を踏みつけてしまいそうです。私も門の片隅の石段に座って見ていました。明るい日差の中訪れる人の影が風にゆれる萩の花に映ります。皆やさしく見えます。


それは萩寺とでも呼ぶべきお寺ですね。「ミヤギノ萩に覆われてトンネルのようです」とありますが、満開の萩、見たいものです。

添削(改作):
「波なせる萩に人らの影来てはとどまりそっと去り行くその間」>(紗柚)

(いい歌ですね。)


傘寿2006/09/19(火曜)

「「八十歳(はちじふ)か」と言ひつつ義母(はは)は背を伸ばし日傘差しゆく秋桜街道」(迷倫)

義母が敬老の日を前に80歳になりました。傘寿に因んだお祝いに日傘を贈りました。


敬老の日に傘寿を祝って日傘を贈られた・・。心憎い贈り物ですね。お作の中の日傘は迷倫さんからの贈り物なのですね。「背を伸ばし日傘差しゆく」ですか。益々お元気のようで、何よりですね。「80歳で迎えが来たら、まだまだ早いと追い返す」という文句がありますが、それ以上の元気さ・・。いい歌ですね。


深まりゆく秋2006/09/11(月曜)

「この路地も盛り過ぎたるコスモスの花遊びゐる秋となりけり」(白嶺)
住宅街の路地をよく歩きます。どの路地も盛りの過ぎたコスモスの花が秋の風に揺れています。間もなくコスモスの花は散ってしまうでしょう。日ごとに深まり行く秋です。添削よろしくお願いいたします。


そちらはコスモスがもう盛り過ぎたのですか。こちらはこれからですが・・・。「日ごとに深まり行く秋です」とのこと、実感が篭っていますね。こちらでは今日も最高が33℃の真夏日で、しかも雨後なので蒸し暑いこと!お作で「なりけり」の語法は少々変ですね。「過ぎたる・・・遊びゐる」も合わないのではないでしょうか?

添削:
「路地裏に盛りの過ぎしコスモスの花うつろなる秋の深まり」(白嶺)

(いい歌ですね。)


緩やかな線2006/09/05

「幼子が手を伸ばし父の手を握る二人の間に緩やかな線」(優子)
この前の夕方。私の前を歩いてた女の子とパパ。ゆるゆると女の子の手が伸びてパパの手を握りました。その瞬間、なんだかよくわかりませんが私の気持ちが温かくなった。いいなぁ、親子。手のひらでジョイントされて二人の腕がやわらかな線になりました。その夜、たまたま息子とスカイプで話しました。ケーキ作りのコースはとても楽しいらしいです。日本人はひとりだけどインド人やバングラディシュ人の友だちもでき、いい感じや、と言ってました。ほっ。


うまいところを捉えますねぇ。。。パパからではなく、女の子の方から手を伸ばしたところがまたいいですね。世の男たちは、きっとそういう父親になりたいと思っていますね。ケーキ作りコースの話をしながら、オーストラリアに居るご子息のシュン君は、そこから優子ママに手を伸ばして来ていますね。

添削:
「女の子が手を伸ばし父の手を握る出来た緩やかな線がまぶしい」(優子)

(いい歌です。)


赤トンボ2006/08/28

「望遠のレンズでググ〜ンと引き寄せし十八番グリーンに赤トンボ飛び交う」(がんてつ)
昨日行われた福岡での「アンダーアーマーKBCオーガスタゴルフトーナメント」でのひとコマです。勿論、テレビでの観戦ですが、カメラがパッティンググリーンをアップにしますと、緑をバックに沢山の赤トンボが飛び交ったり横切ったりしていました。時折でしたがハッキリと赤が見て取れましたので、秋は確実に近づいてきているようです。


テレビで、十八番グリーンを大アップで映したとき、赤トンボが飛び交っているのが見られたのですね。もうすっかり赤くなっていて、それがまた季(とき)は秋、を感じさせたのでしょう。望遠レンズの精緻さ。もっとも、天体観測に使われるレンズ(反射型望遠鏡など)を思えば、そう驚くことではないのかも知れません。この一首、面白いところを捉えて詠まれましたね。

「望遠のレンズでググ〜ンと引き寄せし十八番グリーンに赤トンボ飛び交ふ」(がんてつ)

(いい歌です。)



夏祭りの夜2006/08/30

「朝顔の揃いの浴衣を湯上りに母着せくれしは夏祭りの夜」(すめーちゃん)

夏祭りの夜に母が三姉妹に浴衣を着せてくれた様子がふっと思い出されて歌に詠んでみました。朝顔の鮮やかな浴衣が今も記憶の中にあります。宜しくお願いいたします。先生、私の趣味のキルトをプロの技と言って頂き嬉しくおもいます。少しずつ作り貯めていた作品をカメラに納めてジャンル別に整理しています。日々作品に触れて生活していますが、改めて私の足跡として残しておこうと又皆様に観て頂きたい、元気になればあれもこれも作ろうと意欲も湧いてきました。又BBSに掲載させてくださいませ。


朝顔の模様が入った浴衣を、湯上りの三人姉妹が着られ、そろって歩かれる・・・いいなぁ。。。(貴重なキルト作品の映像をどしどしお見せ下さい。みなさんもお待ちでしょう。)

「朝顔の揃ひの浴衣を湯上りに母着せくれしは夏祭りの夜」(すめーちゃん)

(いい歌ですね。)


糠漬け2006/08/22(火曜)

「糠味噌にきゅうり大根茄子などを漬けつつ家族の笑顔を思ふ」(和)
乳酸菌が豊富な糠漬け、我が家では皆んな大好きで食卓には欠かすことが出来ません。この季節は、冷やした胡瓜や茄子が美味しいと喜んでくれますので、もっと美味しく、と色々工夫しています。いつもご指導有難うございます。


「我が家族皆んな大好き」とありますが、何人のご家族なのでしょうか。ご夫君と二人でお暮らしと思っていましたが・・・。家族のことを思い、主婦として漬物にも色々と工夫しておられるわけですね。今回のお作は、何のこともない、日常のことをすらりと詠まれていますが、却って和さんの本来の(平生の)姿がよく窺えます。文句なしにいい歌です。



[直接移動] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30]
投稿画像の表示サイズを変更できます
管理者用

- Joyful Note -
- JOYFULYY v2.50y24 :Edit by Yamamoto -