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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1.   病む   雨戸    熱燗      陽射し   蝋梅の蕾   木の手摺り   ひとり言   義母
2.   遠花火      セシウム被害   朝顔の花   妻の死      おもちゃの金魚   花柄浮かぶ   新しい扉
3.雑草   時計   洋上慰霊に参加して   波のひかり   名前       温暖化   想い出   幼き頃   (新仮名)
4.空間   春の訪れ   洋上慰霊に思う   大晦日に   平均年齢    コポコポ      九十七歳   手話   十二月八日
5.ハロ-ワ-ク   眠る   クモの糸   幼子   重さ楽しむ   お盆   広島の蝉   故郷1・2   通り雨   草履
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花の先生009/01/14(水曜)

「侘びすけを遠く近くに愛でる師はやがてその枝花器に定めゆく」(すずむし)
お花の先生をしている友人から、「私のことを歌に詠んで、詠んで!」とせがまれています。まったく!!やっとこさっとこ作っているのに・・・。でも、私の体調が悪いときに、おかずを届けたりしてくれる、持つべきは友!の一人ですから、彼女がお花を活ける様子を思い出しながら、頑張って作ってみました。・・・よろしくお願いいたします。


おもしろい人ですね。このお花の先生も、ですが・・・。お作では、最後の「定めゆく」がいいです。

添削:
花の師は侘び助を入れ離れては近寄り花器に挿し定めゆく」(すずむし)

(花を活ける呼吸まで伝わり、いい歌になりました。)


十円玉2009/01/13(火曜)

「客人(まろうど)ら帰りし部屋に一枚の十円玉の残りておりぬ」(タイム)
正月に六人の泊り客がありました。部屋を掃除していたらぽつんと十円玉が転がっていました。何だか寂しさが込み上げて来ました。いつも添削、有難うございます。一日一首と思っていますが大変です。


接待に忙殺されたのでしょう。この十円玉は、確かに客人がいたことの証ですが、6人もの客人の残影にしては小さいものですね。その小さな十円玉を通して、つい最近までの賑やかさが思い出され、「何だか寂しさが込み上げて来ました」と。。。分かります。

添削(旧仮名):
六人の正月客去り一枚の十円玉の残りてをりぬ」(タイム)

(いい歌だと思います。)


折り紙の鶴2009/02/10(火曜)

子が夫(つま)に教へつつ共に折りし鶴窓辺に二つ初空仰ぐ」(桐子)


お作で、「子」とあるのは、もう小学校高学年か、中学生のお子さん(お嬢さん?)ですね?お子さんの方がお父さん(ご夫君)に教えつつ、というところが面白いです。ともかく、そうして折られた鶴二つが窓辺に並べて置かれているのでしょう、空を仰ぐ形で。ほほ笑ましくもありますね。新年の歌は、どうしてもありきたりになりがちですが、これはいい歌ですね。


新春の風2009/01/04(日曜)

「新春の風五重塔に吹き渡り東寺訪なふ人清め過ぐ」(玉章)
運動をかねて、歩いて東寺に初詣に出掛けました。暖かい日でしたが、一陣の風が吹き渡り、お清めを頂いたような気分になりました。


もう少し風の動きが出るといいですね。いい歌になります。

添削:
新春の風ふき渡り東寺訪ふ人清め過ぎ五重塔越ゆ」(玉章)


御節準備2008/12/31

盛りつけの数の子をカリッとつまみ食い塩加減よし味加減よし」(さくらえび)
お節料理をお重に盛り付けている時、ついつまみ食いをしてしまいます。他にも色々、、、。^^)。。よろしくお願い致します。


わかります、わかります。こうした歌、内容的にどうということもないように思えて、母(あるいは妻)というものの形がこつぜんと現れますし、どうしてどうして味があり、むしろ新鮮です。いい歌だと思います。


手術2008/12/31(水曜)

「カメラをば向ければ髪を直しいる我の主治医はダンディ-である」(タイム)
手術の体験記をネットで流したいので写真を撮らせて頂きました。「今日は疲れていて・・・」と言いながら髪を直したので笑ってしまいました。結局その日の写真はボケてしまい、後日撮りなおしました。


折角の写真、残念でしたね。もっとも、写真は何度でも撮り直しがききます。若くダンディだというだけではなく、一度は命をあずけられた男性ですからね、おろそかに出来ないでしょう。。。ともかく、このお歌のような余裕がもう出来ておられ、よかったですねぇ。。。

添削:
デジカメを向ければ髪をつと直すわたしの主治医はダンディである」(タイム)

(この歌は、一読軽いと思えて、実はこの主治医はオペの執刀者でもあるわけですから、作者の深い思い(恩義、敬愛、信頼、そして愛?)が奥に秘められたお作ですね。その意味で、いい歌だと思いました。)


年賀状2008/12/22(月曜)

「亡き友へ一番先に賀状書く心の筆はさらさら進む」(さくらえび)
いつも有難うございます。m(_ _)m。。数年前に同級生が逝ってしまいました。毎年、白い年賀状に気持ちだけを込めています。よろしくお願い致します。


つまり、真っ白な年賀はがきを見ながら、心の中で書かれた・・・。しゃれたご行為であり、またお歌です。読んで、しばらくして心に沁みて来ます。

添削:
亡き友へ一番先に賀状書く心の筆でさらさらさらと」(さくらえび)

(いい歌です。)


心の渦 2008/12/14(日曜)

いさかひの心の渦を鎮めつつ笑顔をつくるこれも商ひ」(夏子)
仕事も家庭も毎日一緒に暮らしている夫とはぶつかり合う事も良くあります。心に渦巻く想いを鎮めながら、お客様には元気よく笑顔をつくる。。。商いを生業とする者の辛い?ところです。生身の人間ですから。。よろしくお願い致します。


お作を読んだとき、お客とのトラブルかと思いましたが、諍いの相手はご夫君だったのですね。「仕事も家庭も毎日一緒に暮らしてい」ますと、それはもう諍うこともあろうと思います。ただ、家庭内の諍いによる心の乱れを、仕事に出すことは御法度ですね。わかります。いい歌だと思いました。。。


冷え込んだ朝2008/12/03(水曜)

「朝焼けが西の雲まで赤く染め冷えて澄みゆく白き連山」(華雪)
焦点に迷いが出たかも・・・。


寒冷な早朝の、荘厳な風景ですね。お作、ほとんどいいですが・・・。(例えば、「澄みゆく」なら「冷えつつ」でしょうね。)ともかく、透徹した写生歌です。

添削:
朝焼けに西の雲さへ赤味おび冷えて澄みたり白き連山」(華雪)

(いい歌だと思います。)


遺書2008/11/05(水曜)

母という文字の愛しき遺書を読む最後尾には兵の没年」(アン)
山口県の大島郡の回天基地の特攻兵の遺書には、必ず母を思いやる言葉が書かれています。最後に記されている没年○才には胸をつかれます。

若者をそんな境地にまで追い込んだ戦争というもののむごさ・・・。

添削(旧仮名):
<母>といふ文字も哀しき遺書を読む末尾にあはれ兵の没年」(アン)

(添削歌、いい歌ですね。)。


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