2006年10月2日 / 最終更新日時 : 2006年10月2日 yukokyousitu 写生歌 かえって分かりにくくなった例 「白萩のベールが包む彼岸花燃ゆる赤さへたをやかに見ゆ」(紗柚) 根に毒を持ち真っ赤な色をした彼岸花は単独で見ると強烈な印象を与えますが白萩に覆われてぽつんと咲く姿は可憐でたおやかに見えました。 「死びと花」「根腐れ花」な […]
2003年3月13日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 写生歌 写生歌 「仁和寺の石畳打つにわか雨 小さき弧を描きしぶきに変わる」 (山紫水明さん2003/03/12) このような平凡な景色は題材として不向きなのでしょうか? 写生歌を作る度に、「ただ目にした風景を説明してるに過ぎない」という […]
2002年7月10日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 写生歌 写生歌 「川辺利に釣糸垂れて居眠りの父の魚篭には陽が射すばかり」(酔狂さん2002年7月10日) 改作(梧桐): 「釣糸を垂らして居眠りする父の耳洗ひつつ清流ひびく」(酔狂) あるいは、 「居眠りする父の釣糸風に揺れ小道具むなし […]
2002年5月2日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 写生歌 写生歌 「静かなる谿の夕暮れ山ざくら一きわ映えて緑に浮けり」(多朗さん2002年5月2日) 夕暮にしてなお、ひと際緑に映える山桜。そのあたりに夕日が当っているのでしょうね。そう思うと、奥行きのある写生歌、と気付きます。 この歌 […]
2001年9月28日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 写生歌 写生歌 「夜に舞ふ蝶といはむか蝙蝠の影の如くにむれて飛び交ふ」(桐子母さん2001年9月28日) いい主題ですが、描写がもう少しです。特に「影の如く」が効果的ではありません。何かの影の如く、なら分かりますが。この場面では、蝙蝠そ […]
2001年9月28日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 写生歌 やわらかさを出す 「一夏を咲き続けゐし百日紅秋空のもと青き実結ぶ」(すみえさん2001年9月28日) 庭に白色のさるすべりがほんとうに百日咲くように、ずっと咲いていました。歌を作るようになるまでは無頓着で、恥じいるばかりですが、一夏中咲い […]
2001年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 写生歌 写生歌 短歌を始めて作ろうとすると、まず今日見てきた綺麗な景色やお花のことなどを歌にしたくなりますね。そんな写生歌の作歌のポイントは? 写生するにはそれなりの動機があるわけです。つまりその情景になんらかの理由で感動し、短歌の形に […]