2004年1月7日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 5.文法などについて 「崩せし」と「崩しし」 「寒の入り体調崩せし吾娘のため七草粥をコトコト炊きをり」(泰女さん 2004年1月7日) 添削: 「寒に入り体調崩しし吾娘のため七草粥をコトコト炊きをり」(泰女さん) ここに「崩せし」ではなく「崩しし」としたのは、過去( […]
2003年1月13日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 文語旧仮名遣いがふさわしい歌 昨日、朝刊(朝日新聞1月12日)を読んでらしたあなたは社会面(22ページ)啄木の記事の見出しをご覧になって、「おかしいよォ?」と一言。「どこが?」と聞くと・・・ホント!見出しに『女性装った手紙と写真に「こよなく美しき人と […]
2002年11月22日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 文語短歌・文語旧仮名遣い 文語短歌の課題 短歌を詠もうと文語旧仮名遣いを使ったりするとついつい万葉集や古今集のような古風な歌になってしまうことがありますが・・・。どうすれば現代的なセンスのある歌になるのかしら? 「侘しさや茜の雲の色も失せ人待ち顔の月もかかれる」 […]
2002年11月21日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 口語新仮名、文語旧仮名 「紅葉の段のぼるとき光(かげ)うごき銀杏散るなりしぐれのごとく」
2002年11月8日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 文語旧仮名遣いの例と口語新仮名遣いの例 「岳山がほんのり紅く笑み浮かべ紅葉来たる大和楽しむ」(忠実さん2002年11月8日) 二上山ですか。万葉時代のロマンに誘われます。短歌的雰囲気があふれている、いいところにお住まいですね。 歌ですが、「紅葉来たる」が判然 […]
2002年11月7日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 口語短歌・口語新仮名遣い 口語短歌と文語短歌 秋色をほのかにふくみやわらかく 老犬の寝息 木犀のかほり(fumikoblueさん2002年11月6日) まず、少なくともここでは、短歌は間を開けずに、ひと息で書くようにして下さい。それは、本来(原則として)短歌はひ […]
2002年10月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 旧仮名遣いと新仮名遣いの例 「逝し友好んで描いた秋桜が風に身まかせ今年も咲きて」(由里さん2002年10月11日) そのご友人は自分の庭にコスモスを育てておられたのですね。亡くなられて、そこにはもうコスモスは咲かないと。しかし、ほかでは今の時期さか […]
2002年10月5日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 細々(こまごま)としたこと 「海なかの突き出し岩に打ち寄せる波荒々と砕くばかりに」(多朗さん2002年10月5日) 結句は、波が砕けるばかり、ともとれますが、前に出てくる「岩」を砕くばかり、とした方がダイマミックさが増しますね。 添削: 「洋中(わ […]
2002年1月18日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 「古語辞典」などで確かめること 「霜枯れし河原に黒き犬の立つ おまえもひとり孤独を食むか」(fumikoblueさん2002年1月8日) 初句「霜枯れし」は少し変。「霜枯れの・・・」とはよく言いますが、「霜枯れ」を動詞として使うのはどうでしょう。結句「 […]
2002年1月7日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 新仮名遣いと旧仮名遣い 色を印象づけるために、漢字を使う 「やわらかい雪をかぶれる萱原に稲妻のこし キセキレイ飛ぶ」(fumikoblueさん2002年1月7日) 殺伐とした冬景色(もっとも、ここでは雪化粧した萱原)でも、きらめくような美しい瞬間があることを、この歌は述べていま […]