「「人は花」と言ふは美称にあらずして古くは儚さの喩へなりしよ」（梧桐）

「害ゆゑに鹿も鴉も食べよとてその料理方法が紹介されゐる」（梧桐）

「ことほぎの満月中天にクリスマスされど次々と雲が覆へり」（梧桐）

「ただ一輪、暗き廃寺の庭に咲く山茶花は赤き地の穴と見ゆ」（梧桐）

「ま青な薔薇、純黄の朝顔などは無く無ければ欲しがる人の悪癖」

「やや速く地球儀回せば国境なぞ消えて原始の地球に戻る」（梧桐）

「唐詩では人生百年と詠む多し「人間五十年」と信長は謡（うた）ひしが」（梧桐）

新聞でさえも・・・：
「「巡らせて」「応ぜず」は誤で「巡らして」「応じず」が正。誤用が氾濫す」（梧桐）

（梧桐）：

「驚きぬ３億挺の銃類が一般市民に出回るアメリカ」

「銃器類は３兆円産業と恥もなく言ふアメリカをいかに評すべき」

「生産さるる銃器が軍からも溢れ出て市中に出回る。それがアメリカ」

「北方より押し寄せてくる寒気団が温（ぬく）き空気と入れ替はりゆく」（梧桐）

「粛々と寒気が流れ込んてきて黒白の雲が青空に鬩ぐ」（梧桐）

「「据置」を「軽減」などと言ひくるめる。これも政治家のだましのテクニック」（梧桐）

「どぼどぼと鳩の鳴き声　窓外かテレビの中でかしばし解らず」（梧桐）

「夜更けにも鳴き交はす鴉らに戸惑へど人には解らぬ悩みあるやも」（梧桐）

「洩れ聞けばＩＳメンバーにイスラエルの兵士が居るとふ　理解し難し」（梧桐）

「家に来し雀の鳴き声録りしテープ聞けばをりをり車の音もす」（梧桐）

「漁る餌乏しき冬なり近隣の雀らこぞりて我が餌皿に来る」（梧桐）

（梧桐）：

「驚きぬＩＳの石油をトルコほか多くの国が輸入す　日本も？」

「「戦争がなければ世界の経済はうまく回らない」とは呆れた話だ」

「まざまざと政治の汚さ見せつけらる我ら何を信じてよいやら」

「宇宙かなたの人工衛星の制御さへ可能な電波が何より不思議」（梧桐）

（梧桐）：

「報復と称して無差別空爆す巻添へ市民からテロリスト生みつつ」

「市民らに何の罪ありて野蛮なる無差別空爆に晒してゐるのか」

「武力ではＩＳを潰す能はざる憎悪と新たなテロを生むのみ」

「黄蝶ひとつ日向と日陰の間（あはひ）を舞ふ現（うつつ）と幽界をさまよひをらん」（梧桐）

「夕さりて帰巣する大群のカラスらの影また叫び声不気味に美し」（梧桐）


「「梧桐」のこと碧梧桐はじめ万葉集、漢詩にしばしば現れ親しき」（梧桐）

「市民130人死にしテロへの報復の空爆ではや市民500人死すと」（梧桐）