「富士山（ふじ）に次ぐ多くの高峰はおしなべて三千百メートル付近とは不思議」（梧桐）

（資料から：富士山(3,776)、北岳(3,193)、奥穂高岳(3,190)、間ノ岳(3,190)、槍ヶ岳(3,180)、荒川東岳(3,141)、赤石岳(3,120)、涸沢岳(3,110)、北穂高岳(3.106)、大喰岳(3,101)、前穂高岳(3,090)、中岳(3,084)、荒川中岳(3,084)、御嶽山(3,067)、西農島岳(3,051)、・・・、（単位メートル））

「外光はすりガラス越しにも輝いて物・人なべて既に春なり」（梧桐）

「短詩とは最少数の‘語’によりて連続無限の‘情’を起こすもの」（梧桐）

「きはやかな黄の水仙の三つ四つが二階のベランダの角に主（ぬし）たり」（梧桐）

「どの言語も即翻訳する機能もつ補聴器あらば世界は平和に」（梧桐）

「イヤホン型全言語即翻訳器半世紀のちには普及せん夢」（梧桐）

「思惟伝ふる手段なる“語”は粒粒（つぶつぶ）なり。滑（なめ）らな“情”をいかに起こすや」（梧桐）

「思惟伝ふる手段なる“語”はデジタル的　アナログな“情”をいかに起こすや」（梧桐）

（梧桐）：
（新仮名）：
「オレオレ詐欺は日本特有の犯罪とか。それほどこの国は特殊なのだろう」

「年金の積立金で株価上げる。これもこの国に固有の政治さ」

（梧桐）：

（新仮名）：

「核兵器最初に造った罪の国がその増強を宣する傲慢」

「核扱う一部の人らが人類の命運を握る大罪を問おう」

「いにしへの聖賢の思想に触るるたび人の精神の退歩を思ふ」（梧桐）

「かくほどに輝く金星観るは初、遠き外灯と疑はざりき」（梧桐）

「東（ひんがし）に放射状なす雲の帯に朱金の朝焼けすすむ閑かさ」（梧桐）

「ニャオとのみ人には聞こえてその実は猫同士会話を交はしをるやも」（梧桐）

「幾百のペンギンの群にて親と子が違（たが）はず会ふも鳴き声による」（梧桐）

「宿題を「家でしなさい」と言われた子、誤解し家出をしたとは笑えない」（梧桐）

「<映像の世紀> とふテレビの番組観る。人間の歴史はかくも暗しよ」（梧桐）

「壊るるは部位すべて同時に、が最適なり機械のみならず人間もまた」（梧桐）

「ロコモティブシンドロームとふ怖さうな新語は長寿社会の産物」（梧桐）
　（ロコモティブシンドローム：運動器症候群）

（梧桐）：

「甲が吐くを乙が吸ふなど連鎖なしすべての人は空気で繋がる」

「やや熱き情動ありき空気にてなべての生者（せいじゃ）は繋がると気付き」

南北朝鮮：
「嗚呼あはれ <イムジン河> の歌詞に言ふ「誰が祖国を二分したのだ」」（梧桐）

「いつの間に直立してをり傾きて危険と思ひゐたる電柱が」（梧桐）

「生（あ）れしより三十八億年、生命は途切れず続き先端にわれら」（梧桐）

「岩の星なりし地球に‘土’生みしは蚯蚓（みみず）なりしと。農の母これ」（梧桐）