今日の一首
- 2001.12.10
「携帯も部屋の電話も迷惑な来信多し 電波も泣くよ」(梧桐) 本当に困ったものですね、迷惑電話やメール。これは科学技術の冒涜です。
「携帯も部屋の電話も迷惑な来信多し 電波も泣くよ」(梧桐) 本当に困ったものですね、迷惑電話やメール。これは科学技術の冒涜です。
「青い耳ふさふさ白毛の小犬ゐて走って止まって後足(あとあし)を上ぐ」(梧桐) 青い耳の、白い毛ふさふさの小犬を見ます。通勤路の途中にあるペット犬店です。たまたま交差点の角なので、信号待ちの時にじっくり見るのです。元気にちょこちょこ走り回る様子は、たくさんの犬の中で一際愛らしく見えます。後足を上げておしっこする様も、それはもう可愛いのですよ。 耳が青い犬なんて居ませんよね。じゃ、これは何ですかねぇ。 […]
「ふと頭上にはばたく音し白鷺がおほきく揺れて電線にとまる」(梧桐) これは通勤途中の実景で、雀はおろか鳩よりよほど大きい白鷺が電線にとまった、そのことに驚き、また感動したのでした。
短歌ホームページ「ものぐさ」開設当時投稿させていただいた梧桐 学の短歌です。 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。
「夜明け前 屋上すごく冷えまさり四方にはしる獅子座流星群」
「隣り合ふ組ごと目には見えぬ壁立ててレストランに幾多の世界」(梧桐) 隣り合うテーブル同士、お互いに声は筒抜けなのに、相手グループのことには無頓着。このことにふと気づいて、ちょっと妙な気分になった。
「雨後(うご)の朝、地に湿潤の空気満ち日にさんさんと遠山紅葉(もみぢ)」(梧桐)
「錆にほふ鉄骨ビルの片隅にこほろぎ鳴けり 息ひそめ聴く」(梧桐)
迷妄のテロにアメリカ炎上しさめざめと吾が心悲しむ
火口湖にみどりのさ水湛へつつ阿蘇中岳は白煙を吐く