今日の一首

  • 2001.12.11

「ひと夜明けメタセコイアら裸なり いま散りいそぐテロの集団」(梧桐) キャンパスにメタセコイア並木があり、ちょうど激しく落葉しています。特に、昨夜から今朝にかけて強風があったようで、一気にほとんど裸になってしまいました。折から、アフガニスタンではテロ組織「アル・カイーダ」が壊滅しようとしています。両方がイメージ的に重なったのでした。  現時点でも死闘が繰り広げられているのに、それを詩的イメージとし […]

今日の一首

  • 2001.12.10

「携帯も部屋の電話も迷惑な来信多し 電波も泣くよ」(梧桐) 本当に困ったものですね、迷惑電話やメール。これは科学技術の冒涜です。

今日の一首

  • 2001.12.09

「青い耳ふさふさ白毛の小犬ゐて走って止まって後足(あとあし)を上ぐ」(梧桐) 青い耳の、白い毛ふさふさの小犬を見ます。通勤路の途中にあるペット犬店です。たまたま交差点の角なので、信号待ちの時にじっくり見るのです。元気にちょこちょこ走り回る様子は、たくさんの犬の中で一際愛らしく見えます。後足を上げておしっこする様も、それはもう可愛いのですよ。 耳が青い犬なんて居ませんよね。じゃ、これは何ですかねぇ。 […]

今日の一首

  • 2001.12.08

「ふと頭上にはばたく音し白鷺がおほきく揺れて電線にとまる」(梧桐) これは通勤途中の実景で、雀はおろか鳩よりよほど大きい白鷺が電線にとまった、そのことに驚き、また感動したのでした。

  • 2001.11.04

「隣り合ふ組ごと目には見えぬ壁立ててレストランに幾多の世界」(梧桐) 隣り合うテーブル同士、お互いに声は筒抜けなのに、相手グループのことには無頓着。このことにふと気づいて、ちょっと妙な気分になった。

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