2003年3月9日 / 最終更新日時 : 2003年3月9日 gotohman 生活詠 今日の4首 「間近なる裸木の伸ばす無数の枝 落暉(らっき)に黒々と輝きゐたり」 「夜の園に白々と灯に照らされて糸杉は鋭(と)く星空を射す」 「外灯にメタコイアはしらじらと円錐形に裸を晒す」 立花るつさんへ: 「夫婦といふ愛の形はあい […]
2003年3月7日 / 最終更新日時 : 2003年3月7日 gotohman 生活詠 今日の8首 「空白く春の雨撒き 梅林の白き花には細雨が似合ふ」 「奇数番交響曲の間(あひ)に置くベートーヴェンの静の面よし」 「交響曲第四番に意外なるベートーヴェンの幽邃(いうすい)がある」 「いつしかも外は暗闇しゅわしゅわと音とも […]
2003年3月5日 / 最終更新日時 : 2003年3月5日 gotohman 生活詠 今日の3首 「時間には後戻りなし空間も先あるのみと思ふこのごろ」 「様々に蛇行をしつつ皆ひとは三月(やよひ)の時空に渦巻く彩雲」 「爪細き蹄(ひづめ)のごとき音たててキャリアウーマン廊下を闊歩す」
2003年3月3日 / 最終更新日時 : 2003年3月3日 gotohman 生活詠 今日の二首 「春氷雨しづかなる午後パソコンと凛(さむ)き無言の会話続けぬ」 「パソコンはただの機械と知りながら、考えてるな、と思ふことあり」
2003年3月2日 / 最終更新日時 : 2003年3月2日 gotohman 生活詠 今日の二首 「荒田はや稲株の列取り囲み緑うっすらけぶり来て春」 「自動車の絶えぬ路傍にたくましく雑草(あらくさ)ぐいぐい緑を伸ばす」
2003年2月26日 / 最終更新日時 : 2003年2月26日 gotohman 旅行(ドライブ)詠 伊良湖岬6首 伊良湖岬行: 「菜の花にうづもれ妻は立ちゐたり冷たき風に髪騒がせて」 「春先の風は乱心あるらしも伊良湖岬(いらごみさき)に荒波飛沫(しぶ)く」 「とめどなく伊良湖岬を波おそひ丸く浮く日はしづかに赤し」 「夕づける空気は伊 […]
2003年2月24日 / 最終更新日時 : 2003年2月24日 gotohman 生活詠 今日の二首 「帰路さびし東の空にあるはずの月出でぬまま家へ着くまで」 「山暗く未だ出でざる月かなし例へば昼に日を見ぬごとく」
2003年2月23日 / 最終更新日時 : 2003年2月23日 gotohman 反戦・平和 今日の六首 「地中には何棲むならむ冬空に伸び行く飛行機雲に思へる」 「地球にはまだまだ住めるところある何に喘いで争うのだろう」 「地上には10万人都市ビル計画、海底都市の構想もある」 「東京とニューヨーク間を30分、スペースプレーン […]
2003年2月21日 / 最終更新日時 : 2022年2月21日 gotohman 生活詠 今日の四首 「月面に径二十メートルの隕石が衝突したるを撮りし人あり」 「冬空を西から北へ水平に喉(のみど)の高さに白き気流あり」 「内奥にジキルとハイドを潜めもつ人とふもののあはれさを知れ」 「狂信と狂人の差のあやふさを孕みたるまま […]
2003年2月19日 / 最終更新日時 : 2003年2月19日 gotohman 生活詠 今日の二首 「雨水(あまみづ)を<うすい>と読ませ中気とす雪から雨に変はる頃とぞ」 「マスコミに脱北者なる語があふれその語の意味を知らぬ者なし」