2002年7月21日 / 最終更新日時 : 2002年7月21日 gotohman 生活詠 今日の5首 「改革のムードに悪乗りする彼が長老達をないがしろにする」 「狂人に刃物の喩 権力の味を覚えて暴君と化す」 「改革の名のもと歪(いびつ)な自己流で正義のやうに組織あやつる」 「梅雨あけて少年の日の感傷が激しく起これど天が吸 […]
2002年7月12日 / 最終更新日時 : 2002年7月12日 gotohman 生活詠 台風一過 5首 「台風が梅雨前線押し上げて日本列島かいせい快晴!」 「七月の部屋から見ゆる大空は濃紺にしてすでに秋の色」 「繰り返しなほ繰りかへし飽きもせず春夏秋冬のセピア色」 「梅雨明けは胸騒ぎせし 歳超えてやや褪せながらもこの胸騒ぎ […]
2002年7月10日 / 最終更新日時 : 2002年7月10日 gotohman 社会詠 体外受精 (口語短歌3首) 「見も知らぬ男(ひと)の精子を受精した卵子の着床よろこぶ時代」 「英国で白人カップルに黒人の双子生まれる。現代魔術」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(体外受精のミス?) […]
2002年7月8日 / 最終更新日時 : 2002年7月8日 gotohman 自然詠 羽島市大賀蓮池 「大賀蓮その華麗なる優雅さは弥生時代の息吹(いぶき)秘めもつ」 「清楚なる蓮のおほ華つつめるはなほ幾千年を生きむ種子なり」 「蓮の葉にのる雨露が風に振れ雲裂いて射す夏の日はじく」 (1951年に大賀博士が当時の東大農場の […]
2002年7月7日 / 最終更新日時 : 2002年7月7日 gotohman 生活詠 三首 「日に四度(よど)はしろがねの橋渡るなり鮎棲める河城の建つ山」 「七夕は七月七日のこの夕べ 町に群集が天の川成す」 「本町を群なし流れる笑顔たち悉皆(しっかい)彦星、織姫である」
2002年7月6日 / 最終更新日時 : 2002年7月6日 gotohman 生活詠 <燕>三首 <燕>三首(梧桐): 「何となくひもじき心の遠因か巣より怯えて吾を見し燕」 「燕返し見なくてもいい、ビル街に佐々木小次郎出で来ぬものか」 「幼児期の記憶はあまりに曖昧で燕尾服そのまま宙を飛翔す」
2002年6月29日 / 最終更新日時 : 2002年6月29日 gotohman 生活詠 今日の三首 「海山も思へば空しきものなれば吾が身の内の砂漠を嘉(よみ)す」 「近づけば鯉五六匹反転し池の面(おもて)に虹さゆらぎぬ」 「齟齬きたす人を諭すは至難にて向き変へざるを指南車といふ」 (三首目の「指南車」は一種のからくり仕 […]
2002年6月28日 / 最終更新日時 : 2002年6月28日 gotohman 生活詠 今日の三首 「自動車(くるま)といふ動く密室満たしたる電波・音波に脳波を溶かす」 「純白でふさふさの毛の小犬ゐてま青な耳と尻尾(しっぽ)が跳ねる」 「耳と尻尾(しっぽ)ピンクに染めし小犬ゐてペットショップの檻かけめぐる」 (ペット犬 […]