2003年4月4日 / 最終更新日時 : 2003年4月4日 gotohman 生活詠 今日の三首 「雲薄く張れる夜空を航(ゆ)く明(あか)り幾百人の乗れる機体か」 「夜桜が雨中に灯を受け眩しかり犇き合ひて生命(いのち)みなぎる」 「花散らす雨の絹糸照らす燈(ひ)のいさぎよくして咽ぶ声する」
2003年4月2日 / 最終更新日時 : 2003年4月2日 gotohman 反戦・平和 不穏なる未来9首 「軍人は命(めい)に従ひ動くのみ そを操れる<悪>はいづこに」 「バクダッド占領せんと前進せる米軍あはれ殺戮が待つ」 「侵すためただひたすらに空爆す 力の前に世論もさ蝿」 「住宅も病院さへも爆撃し いかなる正義があるとい […]
2003年3月30日 / 最終更新日時 : 2003年3月30日 gotohman 生活詠 今日の六首 「渺々(びゃうびゃう)と黄砂たなびく空籠めて彼岸桜が薄く紅刷く」 「朦朧と霞む美空を切り裂きて雲雀するどくたちのぼりゆく」 「春の午後 河原に沿へる公園に家族と犬を連れし人々」 「若きらは春に浮かれてまだ寒き木曽川に入り […]
2003年3月29日 / 最終更新日時 : 2003年3月29日 gotohman 生活詠 今日の五首 「紫と白の木蓮並び咲き白から先にこぼれ落ちつつ」 「中東より来しとふ黄砂にあはあはと山川草木かすみて羞(やさ)し」 「春深むほどに黄砂の襲ひきて海山おほふ世の不透明感」 「しづかなる土曜の夕べも怒(いか)れるや日がビル街 […]
2003年3月23日 / 最終更新日時 : 2003年3月23日 gotohman 生活詠 今日の五首 「風もなき春の川辺を妻と行き染井吉野の蕾に手触(たふ)る」 「川沿ひに三色スミレの花さかる水面(みなも)奔(はし)るは白鷺の影」 夫婦鴨ぬるむ川面に睦みをり二つ波紋を交はらせつつ」 「莟(つぼ)みゆく桜並木の間(あはひ) […]
2003年3月17日 / 最終更新日時 : 2003年3月17日 gotohman 生活詠 今日の六首 「思ふことさまざまにして背後より昇る円月に押されつつ歩む」 「パソコンを使ひこなせる妻をりて吾がHPもいつしか膨む」 「電話にて雨かと妻に問ふ雨は一昨日の記憶とも思ふ」 「中庭の池にて水を撥ぬる魚(うを)と広がる波紋が灯 […]
2003年3月14日 / 最終更新日時 : 2003年3月14日 gotohman 生活詠 今日の三首 「山脈のさらに向かふに雪被(かづ)きπ(パイ)の視界に中央アルプス」 (注:π(パイ)の視界=180度の視界) 「パノラマに御嶽山(おんたけさん)あり乗鞍岳、伊吹山また御在所岳あり」 「目前(まなさき)の山肌おほひしんし […]
2003年3月12日 / 最終更新日時 : 2003年3月12日 gotohman 生活詠 師の死 中学1年と3年の時の担任だった先生が亡くなられた・・・。英語の先生だった。 「クラス会計画せんと思ひゐしに師は花も見ず身罷られたり」 「在りし日の英語の授業もはかなかりあまりに遠き師のみ姿や」 「都合にて日本の歴史も習ひ […]
2003年3月10日 / 最終更新日時 : 2003年3月10日 gotohman 旅行(ドライブ)詠 今日の六首 「ああ山と喜ぶ妻がうれしくて犬山目指す食後のドライブ」 「寒風に御嶽山(おんたけさん)の白銀(しろがね)がさらに磨かれ山間(やまあひ)に光(て)る」 「白光(しろひか)る御嶽山と犬山城、大河も併せ眼底に収む」 「妻と来し […]