2001年10月18日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 4.推敲によって育て上げる 視覚的にも美しい漢字 「秋雨のまゝに暮れ行く庭隅に しゅうめい菊のひともと明し」(幸乃さん2001年10月18日) 白花の秋明菊が群れて咲いているあたりだけ ぼうっと ほのかに明るくみえます。 「秋明菊」と漢字にしますと 「明」の […]
2001年9月28日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 写生歌 やわらかさを出す 「一夏を咲き続けゐし百日紅秋空のもと青き実結ぶ」(すみえさん2001年9月28日) 庭に白色のさるすべりがほんとうに百日咲くように、ずっと咲いていました。歌を作るようになるまでは無頓着で、恥じいるばかりですが、一夏中咲い […]
2001年9月17日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 漢字とひらがなの使い分け 表意文字としての漢字の特性 「やはらかきひかりさしこめる窓辺にて検水管を透かしつつ見る」(幸乃さん2001年9月17日) 「検水管」はあまり一般には使わない語ですね。水を使う装置などで、水量や水の状態を目で見て検査・調査するために付けられた透明なガ […]
2001年8月5日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 yukokyousitu 漢字とひらがなの使い分け 固さ柔らかさ 炎天や他に音なき蝉時雨人目も草も静まり返りて(桐子さん2001年8月5日) 「他に」は、一読で「たに」と読まれないように、「ほかに」とひらがなが良いですね。また「人目も・・静まりかえりて」はちょっと変です。人目を気にする […]