モーツアルト
- 2023.01.05
少年期のモーツアルトの脳髄を駆けめぐりし楽章が今わが脳髄に満つ
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
少年期のモーツアルトの脳髄を駆けめぐりし楽章が今わが脳髄に満つ
制作者の意図せぬ効果もありぬべし映画‘タイタニック’の音楽遍満
「究極の癒やしの音楽」聴きながらなるほど心がほどかれてゆく
楽が鳴る。かの音かのリズム恋ひながらいつしか心は融けてゆくなり
アメリカン・ソングは概して軽けれど <カントリーロード> は哀感ゆたか
名曲はもちろんいいが終ったあと襲う寂しさが何とも言えない
鬼の容貌の人が天上の美音にてピアノ奏づるにわれ陶酔す
とうとうと流るる美音に五体しびれ読書はかどらざるを恨まず
脳髄を絞りしぼれど出でこざる忘れ難かるかの旋律よ
若きころ折にふれ聴きしスメタナの「モルダウ」流れ意識は過去へ