ベートーヴェン以降
- 2023.09.08
不思議なりベートーヴェン以降二百年経つに匹敵する作曲者は出ざる
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
不思議なりベートーヴェン以降二百年経つに匹敵する作曲者は出ざる
「エリーゼのために」のあとに「運命」聴く。とても同じ人の作曲と思へず
朝鮮の南北分裂の悲劇負ふ曲「イムジン河」を弾くわれ日本人
日本の民謡集を聴きゐるにいづれにも奥底に悲哀ゆらめく
シューベルトの楽曲つぎつぎ流るるに「ああこの曲もシューベルトか」と気付くことあり
「モーツアルトはベートーヴェンとは大違ひなだらかに始まりなだらかに終る」(あおぎり)
ショパンの曲が書斎を満たしひびきゐるピアノの美音の極致なりけり
「おもしろしクラシック音楽は「序破急」ならず「破徐急」なる構成の楽曲多し」(あおぎり)
曲想のみ知りゐしこの曲もショパンなりきピアノの美音を最大限に示す
荒井里桜のヴァイオリンの音(ね)のきんきんと宇宙を満たしなほ止まざれば