梧桐学の短歌収納庫

梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。

テレパシー

テレパシー

吉野山は観光客で溢れゐしが吾が写真にはほとんど見えぬ

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かの貌が頭に浮かぶは彼もまた吾を思ふゆゑといつよりか悟る

憎き顔浮かぶとき奴もさもあらんと揉み消す癖ありき今は懐かし

吾が想へば彼も想ひゐる不思議さはテレパシーとか言ふものならん