瞑想と科学
- 2015.02.25
針先(はりさき)に宇宙観る禅の瞑想と極小粒子に宇宙観る現代科学と 極限の微視化は具象像を拒否すれど身辺のなべては確たる形持つ
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
針先(はりさき)に宇宙観る禅の瞑想と極小粒子に宇宙観る現代科学と 極限の微視化は具象像を拒否すれど身辺のなべては確たる形持つ
原子核と電子のあひだの漠々たる大空間をいかに説くべき 驚くべし毎秒千キロの超高速 原子核を回る電子のスピードは 歯痒さは科学者にもあり摩訶不思議なクォークの世界を語る文字なく 無限小クオークらの振舞ひが無限大宇宙の機序を支配す あはれにもいかなる数式も寄せつけぬ無限小世界また大宇宙の論理
食べ物を燃やさば熱量は微々たるものされどそれにて命を保つ
植物といへど細胞レベルではたえず盛んに動きゐるなり 非時(ときじく)の轟音いかばかり脅威ならん基地また空港の近隣の人らに
電流はもとより磁石も電子のわざ、なべての現象に電子が関はる 光子とは不生不滅の神の種、電子とともにすべてを統べる (新仮名)
離散集合自在に躍動する電子が物一般の変化(へんげ)の元なり 動的なるが電子群の本性にてその恩に生命体も持続し発展す
夢にて問ふ宇宙の星の全数はサハラ砂漠の砂粒を超ゆるや 宇宙にて最遠の場所は今居る此処、球面上に居るに類似して
滅びののちひときは冴ゆるものもある公孫樹の落ち葉、山茶花の花弁 ------- 微積分や虚数の発見そのほかは神にも誇れる人智なりけん 数多き物理定数の値自体を導くなどは人智のほかにて
敵の敵は味方と言ふなら死の死とは生のことならん 輪廻転生 生まるればいづれ滅せん不死なるは不生なるゆゑつまりは無なり 生くるとは現象なりと賢治言ふ量子は事象と素粒子論も説
最先端物理理論も辿り着けり「色即是空、空即是色」