虚数
- 2016.02.11
ニュートンは観察事実を数式化、今は数式から宇宙を論ず いかにして意識で捉へイメージせん数学で言ふ“虚数”なるもの
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
ニュートンは観察事実を数式化、今は数式から宇宙を論ず いかにして意識で捉へイメージせん数学で言ふ“虚数”なるもの
宇宙かなたの人工衛星の制御さへ可能な電波が何より不思議
種の進化は突然変異の累積と言へど何らかの意志ありてこそ 生体はあまりに精妙 種の進化に偶然以外のある意志あるべし
老子の言ふ“無”は“有”にして全てを生む 最新物理の“真空”そのもの
理論物理の未来: 追ひ追ひて量子の世界のさらに先へ進まんとして直覚の領域へ
最先端の物理理論は究むるほど五里霧中へとますます入りゆく
量子物理は物と空(くう)とは等価と言ふ 色即是空空即是色
必然か心奥への瞑想は究極で素粒子物理学の極点に中(あた)る ------ 辻井伸行: 全盲のピアニスト弾く「ラ・カンパネラ」 指の走りは人のものならず
壮大に「万物斉同」を説きし荘子、つまり無限小の正体も観き 物質を無限小にまで分け入れば確率波といふ“無”に到るのみ
宇は空間、宙は時間にしてその中を被造物われら一切がうごめく ミンコフスキーより遙か以前に「時空」をば「宇宙」とふ語にて東洋は捉へし