2002年10月5日 / 最終更新日時 : 2002年10月5日 gotohman 生活詠 今日の二首 「物の影回転しながら伸びてゆき天動説の秋の日迅し」 「窓外にどっしりと建つビル群に光と影がうつろひ止やまず」
2002年9月25日 / 最終更新日時 : 2002年9月25日 gotohman 生活詠 今日の数首 「関ヶ原古戦場跡に佇めば血を噴くごとく曼珠沙華咲く」 「裏切りが歴史つくりし関ヶ原古戦場跡蕎麦の花咲く」 「古戦場経て登り来し伊吹山 雲行く下方に琵琶湖かがやく」 「黄の色に濃尾平野は平らにて伊吹山より岐阜、名古屋見ゆ」 […]
2002年9月22日 / 最終更新日時 : 2002年9月22日 gotohman 生活詠 今日の5首 「雲の布空を覆へど名月が透かしてほのと灯す一隅」 「路地裏を歩きてうれし軒先に人ら懸命に花々愛す」 「デジカメで民家の軒の花花を撮りしを観れば園に勝れる」 「妻なれどまたいち人の女性(にょしゃう)にてカメラ向くれば撮らる […]
2002年9月19日 / 最終更新日時 : 2002年9月19日 gotohman 生活詠 今日の三首 「秋日差す白壁に沿ひあざやかに黄花コスモス咲き競ひたり」 「雨のあと木曽川橋に大量のカゲロウ雪片のごと乱舞せり」 「一夜明け木曽川橋で人々が死(しに)カゲロウをショベルに掬ふ」
2002年9月16日 / 最終更新日時 : 2002年9月16日 gotohman 生活詠 金華山登山 「岐阜城はむかし稲葉山城と呼ばれき金華の岩山に立つ」 「脚弱きデスクワーカーある時は婦唱夫随の登山なすなり 「9月半ばにはかに冷ゆる日々なれど山登りして汗こころよし」 「天下布武夢見し若き信長が地を見渡しけむ山の天守閣」 […]
2002年9月14日 / 最終更新日時 : 2002年9月14日 gotohman 生活詠 今日の二首 「稲田なほ青けれどはや垂れ初めし穂ぞひしめける作柄は良」 「なほ緑き稲田ただ中首のみを見せて白鷺二羽こなた向く」
2002年9月13日 / 最終更新日時 : 2002年9月13日 gotohman 生活詠 回想その他 「秋半ば椅子に午睡の汝が上で縞なすブラインドの影がうごめく」 「曇る日はこもる低音晴るる日はかん高き声秋の野鳥は」 -------------------------- 「全天の闇落つるがに鉄拳が戦争好む国砕く夢」 -- […]
2002年9月8日 / 最終更新日時 : 2002年9月8日 gotohman 生活詠 今日の三首 「構内に無尽数(むじんず)の虫鳴く声の大音響なれどうるさくはなし」 「枕辺を浸してとよむ虫が音(ね)にひとつ際だちカネタタキかな」 「燕去り雁が飛来し残暑止む日を白露(はくろ)とはたが名づけしや」
2002年9月7日 / 最終更新日時 : 2002年9月7日 gotohman 生活詠 今日の三首 「正宗の兜思はす三日月が鈴鹿の嶺に腰掛けてをり」 「寂しげに消ゆるにあらず陰を食ひ三日月は日々満ちてゆくべし」 「空の瑕あるいは眉毛と言ふもよし三日月はただ三日月の顔」