2004年4月2日 / 最終更新日時 : 2004年4月2日 gotohman 生活詠 昨日の一首 「雨風に桜の枝々左右(さう)上下かのもこのもに花うち振れる」 (「かのもこのも」は「彼の面此の面」で、「あちらこちら」の意味)
2004年3月6日 / 最終更新日時 : 2004年3月6日 gotohman 生活詠 今日の二首 「朦朧と湯に浸かりつつ感じをり わがユートピアは意外に近い」 「朧月といふには薄き雲透きてをを満月が下天に微笑む」 (一首目で「わがユートピアは意外に近い」は口語体ですが、ほとんど呟きということで、あえてそうしました。こ […]
2004年2月21日 / 最終更新日時 : 2022年2月21日 gotohman 生活詠 今日二首 不況倒産: 「防音のカバーに囲まれその中に崩されてゆく大型ビルあり」 ------ 「街に見る冬の太陽はいびつなるビル外形を焦がしつつ墜つ」
2004年2月8日 / 最終更新日時 : 2022年2月5日 gotohman 生活詠 一昨日の2首 枯並木枝ことごとく雪着けて朝の薄日に銀色(ぎん)に照り映ゆ す裸のメタセコイアに雪積もり天を指す錐(きり)雲に交はる
2003年12月10日 / 最終更新日時 : 2003年12月10日 gotohman 生活詠 今日の歌 「初冠雪せしゆゑ乗鞍岳も見ゆ御嶽山(おんたけさん)と伊吹山(いぶき)の中ほど」 「赤々と斜陽が乱立ビル群の狭間つらぬき吾が心(しん)照らす」 「条(すぢ)の雲ほつれゆければ満月の渡る川の瀬聞くと思ひき」 -------- […]
2003年11月11日 / 最終更新日時 : 2003年11月11日 gotohman 生活詠 今日の歌 「静寂の公園妻と散策す苦苦苦苦と鳴く山鳩いづこ」 (高松・栗林公園) ------------------ 「見の限り稲穂ことごとく刈り取られ腹の底より虚しさ突き上ぐ」 「朝より雨雲重くのしかかり山頂の城が見え隠れせる」 […]
2003年8月11日 / 最終更新日時 : 2003年8月11日 gotohman 生活詠 今日の3首 「風さほど吹かざりしかど構内は青葉の切れ端広く散らばる」 「増水し濁れる池に鴨家族水草の辺(へ)に寄り添ひて鳴く」 「嘆くとも見えて 満月おほふ雲裂けたる縁に光の滴」
2003年8月2日 / 最終更新日時 : 2003年8月2日 gotohman 生活詠 今日の歌 「渡りゆく長良川上花火乱舞 西に三日月しんと鎮まる」 これは実景をそのまま詠んだ歌です。だから「渡りゆく」も事実そのままで、細工なしですよ。花火が打ちあがるのは東の方で、西にたまたま三日月。三日月だったからよかったわけで […]
2003年7月30日 / 最終更新日時 : 2003年7月30日 gotohman 生活詠 今日の歌 「梅雨の雲抉(こ)じ開けのぞく夕空の紺の深みに金魚泳げり」 これは心象風景というもので、自分の心の中だけでしょうが、たしかに金魚の泳ぐのが見えたのです。文字通りの金魚、つまり金色の魚が泳いでいました。久し振りに見る紺青深 […]