2002年11月17日 / 最終更新日時 : 2002年11月17日 gotohman 生活詠 死ぬ瞬間は・・・ 口語新仮名の歌4首: 「薄明の宇宙の果に聞こえつつ<七つの子>の歌、鴉のわらい」 「死ぬ瞬間僕らは何を見るのだろう。血の海なのか、ただ暗黒か」 「『死にたくない!』目開き臨終(いまわ)に叫んだ兄、あの目は何を見ていたのだ […]
2002年11月3日 / 最終更新日時 : 2002年11月3日 gotohman 生活詠 今日の三首 「関白も現世は夢のまた夢と言へらくや良し←この当たり前」 「大輪の菊の花々並ぶ観て人の限りなき欲望思ふ」 「暮れ急ぐ公園にゐて池に立つさざ波寒き慈悲とも見えつ」
2002年8月8日 / 最終更新日時 : 2002年8月8日 gotohman 生活詠 今日の二首 「文明は蓄積すれど一生(ひとよ)ごと進歩の終る心といふもの」 「高々と育つ積雲先のみに残照あるは希望か絶望か」
2002年6月16日 / 最終更新日時 : 2002年6月16日 gotohman 生活詠 今日の5首 逆説: 「騒擾のワールドカップ・サッカーに初夏の青葉は深く苦悩す」 「老いやすき若き人らに混じるとき内に蔵せる情熱を羞づ」 「<頑張らない>の言葉流行(はや)りて我ただにひたすら生き来し過去が錆びゆく」 「ほどほどに頑張 […]
2002年4月27日 / 最終更新日時 : 2002年4月27日 gotohman 生活詠 今日の五首 「送信時一瞬犯したミスクリックでびっくり仰天の人から返信」 「岐阜市から瞬時に香港市中へとテレビ画面のやうに跳べたら」 「上下左右前後も見えず南無はちまん大上段より剣振り下ろす」 「くらぐらと大津波たえず襲ひくる 一寸先 […]
2002年4月21日 / 最終更新日時 : 2002年4月21日 gotohman 生活詠 今日の五首 「在りし世の虚しきことのかずかずを星に喩へて神は遊ぶか」 「人の世に吾に叶ふこといくばくぞ神ならぬ身のむなしかりけり」 「下心(したごころ)せちに悲しも街の灯に雨の雫の翳ふるへつつ」 「死語ならん『虚しき俗世』が新しき響 […]
2002年3月27日 / 最終更新日時 : 2002年3月27日 gotohman 生活詠 今日の三首 「何層にも霞かさなりその中でいま回転する切なさがある」 「“生きる”こと切なくずしりと重いから人はしばしばつまづくのだろう」 「さて君が翼を得たらどこへ翔ぶ?-仮定の問いでは陥ちるしかない」