吾 と 我

人知れず谷間に咲きぬ水仙の花楚々として吾らを迎へり」(瑞希)
あおぎり先生、こんにちは?!♪いつも、ありがとうございます。先日、お友達と一緒に・・・「淡路島の立川水仙郷」というところに、「水仙(早咲きの日本水仙)」を観に行きました。本当に、「郷」と名がつくほど・・・山奥の谷間に、水仙畑というか・・・。見事な景色が、私達の目を・・・捉えました。画像は、その一部です。今日もよろしくお願い致します。

今、どの路地でも水仙が盛りです。飽きるくらいです。お作で、「迎へり」は変です。完了を表す助動詞「り」は、「迎ふ」のような下二段活用の動詞にはつかないのです。「吾ら」は「われら」のおつもりのようですが、よくないですね。「われら」か「我ら」がいいです。
添削(旧仮名):
ひそかにも谷間に咲ける水仙の花清らかにわれらを迎ふ」(瑞希)

(中略)それから、「われら」の「吾ら」ですが、女性の場合・・・この「吾」の漢字の方がいい?ということを、聞いたことがあるのですが。。。おかしいのでしょうか?意味は、「我」と同じだと思うのですが。。。お尋ねします。
「我」(われ、わ)は「あ」と読むことはありませんが、「吾」は(あ、われ)と読みますね。ただ、どちらかというと「あ」という場合が多いし、この文字が出てくると先ずは「あ」と読んでしまうでしょう。一読で「われ」と読ませたい時は「我」か「われ」をお勧めする理由です。字面で「我」がきついなら、「われ」と平仮名で書くといいですね。