鴻
「鴻毛」と「鴻恩」における「鴻」の意味はほぼ真逆なり漢字おもしろ
2000年11月に梧桐学のの短歌ホームページ「ものぐさ」を開設し、2001年10月に「短歌添削BBS」を設置しましたが、そこに投稿させて頂いた梧桐学の短歌を収納しています。スマートフォンからのアクセスの方は画像のリンクではなくメニューアイコンを開いて各ページへ移動してください。
「鴻毛」と「鴻恩」における「鴻」の意味はほぼ真逆なり漢字おもしろ
怒りにて「はらわたが煮えくりかえる」とは心的とともに大腸が収縮す
「波羅蜜」は「波羅密」ならず「三密」は「三蜜」ならず 観自在コロナ菩薩よ
「死にき」とは言はず「後(おく)れき」と言ひしこと古人(いにしへびと)の奥ゆかしさよ
「生前」は「死後」に対する語と知ればあへて「死前」と言はぬわけあり
「おさんどん」は厨の女子(をなご)のことなれど「お三度ん」とふは誤りなりき
似ていても混同などするおそれのない文字ある例えばホと亦と赤と
ふと胸に浮かびし光景 雪しまく大菩薩峠に墓標一つ立つ いつ見ても建築中なりし駅前ビルしばし忘れゐていま建つを知る
「劈(つんざ)く」が「突(つ)きさく」ではなく「抓(つ)みさく」の音便なりとは永く知らざりき
‘再構築’が本意の‘リストラ’が都合よく‘首切り’の意味に使はれきて久し