言葉、文字、文学

23/23ページ

今日の歌

  • 2004.04.19

<生>:- 「生(せい)と言ひ生(なま)と言ふ また生(う)むと言ひ生(む)すと言ひ生(あ)ると言ひ生(い)くとも言ふかな」 <空>:- 「空(そら)といひ空(から)といひまた空(くう)といふ 空(うろ)といひ空(あ)くといひ空(むな)しともいふ」

今日の五首

  • 2003.06.19

「スイートピー今朝も塀より五、六本のぞきてピンクの微笑をよこす」 「距離といふ如何ともしがたき無駄なもの今日も自動車(くるま)に喰はせて通ふ」 「往還に田畑(でんぱた)のさま街の景山川草木賞(め)でて来しかな」 ----- 「時分の花咲かせてのちの真の花。世阿弥は<過程>を大切にしき」 「『秘するが花秘せずば花なるべからず』と。吾が認識とのずれはいかんせん」

今日の4首

  • 2003.02.10

「ひと日中多忙に暮れし夜なればPC画面に睡魔が踊る」 「この身いま熔けて大河に交はれば河口あたりは青く濁らむ」 「自我といふどうしやうもなき業(ごふ)が時をり頭を擡(もた)げ悩ます」 「平和はまづ自己からそして家庭から、さすれば国に世界に届かむ」

今日の五首 

  • 2003.02.05

正面に見えし三日月いつしかも右に移りて靄に裹(つつ)まる 海底も山もあるのに空間に人住まんとて犠牲相次ぐ 人間の叡智も犠牲を強(し)ふることスペースシャトルの悲劇に知りぬ アメリカは富める国とぞ人言へど貧民窟の多きはいかん 何もかも砕かんほどの武力持つアメリカだけが正義といふか

今日の三首

  • 2002.02.03

「礼拝(らいはい)を「れいはい」と読み「重複」(ちょうふく)を「じゅうふく」と読む、これも時代か」 「イスラムの教義われらに煩はし、されど彼らの生活習慣」 「仏壇に毎朝拝む習慣のいつしか我にもつきて不可思議」

1 23