短歌
- 2022.05.11
浮かびては脳より消えゆく数々の短歌は惜しともはかなしとも思ふ
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
浮かびては脳より消えゆく数々の短歌は惜しともはかなしとも思ふ
次百(つくも)とは次も満点を、との心 短歌(うた)においては容易ならざり
おほぜいの短歌(うた)の集成には亡妻より亡夫を詠みしがはるかに多し
浮かびては消えてしまひし数々の短歌の断片、生の断片
万葉集最後の4巻は家持の歌日記とふ説 さもありなんとも
読みすすむあまた歌人の抜粋歌集おどろくほどの秀歌はなけれど
“人界”とふ決して破れぬ壁超えて響かむ短歌を詠まむ野望もつ
罪深き事でも美しく詠むといふ短歌の宿命を嘆かざるべし 例歌:『沖縄の心埋めゆくトラックか 車列の前に青ざめる海』(野中暁)
『卒寿にて恋歌つづる友あり』と詠む人あなたも負けず美しい
厨辺(くりやべ)に林檎の香りただよひて白秋短歌をふと想ひ出づ