つひに一人
- 2023.02.03
親・きやうだい 九人がつひにわれ一人に。‘時’は確実に絆切りゆきて
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
親・きやうだい 九人がつひにわれ一人に。‘時’は確実に絆切りゆきて
自(し)が妹の訃報を聞けどうろたへぬ妻なれど内心の渦は量(はか)れず
予期せざる妻の妹の訃報うけ壮健時の残像消しがたく居(を)り
妻に・・: 君が居て僕が居ることを当たり前と思える今の幸いを思う
逝き逝きて両親きやうだい九人のうち長姉と我のみ生き残りゐる
弟は死の床にゐて兄われに会ひたがりしと。知らずくやしも
わが歌のうつかり誤字など指摘する妻はたのもしサイト管理も
ネットでは理不尽な侵入もあるなれど頼もしや妻が早々に解決
親含め九人が二人に減りてけふ姉を老健に見舞へり妻と
紅葉(もみぢ)映え人工滝ある公園は鴨あまた遊び妻よろこばす