現在から2017年2月、2004年6月から2001年10月までの短歌を収納しました

旅行(ドライブ)詠

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今日の歌 

「やや勇み小山登りてほの暗き迫間不動尊に世の罪を謝す」 「一キロの緑したたる参道を辿り谷汲山華厳寺に詣ず」 「谷汲の横蔵寺(よこくらじ)にはさ緑の楓めぐらせ三重塔建つ」 「横蔵寺(よこくらじ)つらぬき流るる飛鳥川 ホタルの名所と幟に宣す」 「くさぐさのユリを育てて園となし丘の起伏をその香に満たす」(谷汲ユリ園) 「整然と並べる水子地蔵尊 涎掛みな赤あざやかに」

今日の歌

「大都上空に麗人閉づる眼のやうな繊月、そして金星が並ぶ」 「靄けむる富士川の橋渡りつつ脳裏に富士山けざやかに浮く」 「しっとりと卯の花くたしに濡れて澄む東海道の水田地帯」 「集ひては議論を交はし楽しめる学会といふは不思議な異界」 「拉致されて生(な)しし子供ら帰国すと歓喜はすれど何か違和あり」 「木曽川の河川敷埋め黄をながすオオキンケイギクに妻も染まりぬ」 「光とは真空とは何 問ふほどに吾が脳めろ […]

今日の歌

木曾三川国立公園に妻と遊ぶ: 「若き歌友語る震災の嘆きさへ嘘のやうなる冬空の冴え」 「一三八タワーにのぼりたたなづく青垣山に小切子節(こきりこぶし)聞く」 「真青なる冬空を航(ゆ)く飛行機のすぢ雲幾重も交はりて伸ぶ」 「はや低き太陽なれど遍満せる光を反射し飛行機腹見ゆ」 「公園に作られし迷路に挑戦し塔に至らず妻もどり来ぬ」 「地面からどっしり生(は)ゆる一三八タワーに感ず人の偉大さ」 「山なみの途 […]

今日の歌

「飛水峡、奇岩居並ぶ双壁の割れ目に深き藍色の川」 「妻と来ぬ 小春日和の日曜日ほかに人なきこの飛水峡」 「日々しとど枯葉おとせるメタセコイア先端はなほ緑(あを)きがままに」 「傍行けば鴨らぐわぐわ叫びつつ足取りよたよた吾に寄らむとす」 「煙草吸ひケイタイ掛くる様見えて隣車(となり)のドライバー実は女人なり」 「人工の星もかくやの輝きに暮れ初めし空に金星ひかる」 「西空に異様に光る金星を見詰むればそ […]

今日の歌

東京にて:- 「やたら梅に因める多しと思ひつつ湯島天神境内を歩む」 「大観やら栖鳳の凡作並べたる湯島天神宝物館なり」 「懐かしや湯島天神境内に金太郎飴売る出店のありて」 「学問の神様とは言え<合格甘酒>はちょっとやりすぎじゃありませんか?」 「東風(こち)吹けど起こる梅ヶ香なけれども江戸の庶民の息遣ひ残る」 「境内の一廓にして梅林に窮屈なれど様佳きが並ぶ」 「新劇がお蔦主税の悲恋もの演じし記念とふ […]

今日の歌

「静寂の公園妻と散策す苦苦苦苦と鳴く山鳩いづこ」 (高松・栗林公園) ------------------ 「見の限り稲穂ことごとく刈り取られ腹の底より虚しさ突き上ぐ」 「朝より雨雲重くのしかかり山頂の城が見え隠れせる」 「迂回路の畦道行きて白鷺の茶色翼の若鳥おどす」

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