科学は言ふ遺伝子レベルでは民族とふ種別など全くあるべくもなし
「莓」とふ漢字に「母」が入るのは形が乳房に似るゆゑと言ふが
(新仮名): 食うこととおしゃべりする以外やることのないスズメたち餌場(えさば)にたかる
婦唱夫随に出できて寺院や木曽川に桜の木ごとの開花の遅速知る
春霞かからずくつきりと山脈見ゆ昨夜(よべ)の降雨に感謝すべしや
六十年余前なれど忘れず死にし級友の母言ひし言葉「生命力が弱かったから」
薄衣(うすぎぬ)を灯にすかす折のモアレ・パターン美しければしばし見惚(みと)れぬ
弥生なかば花穂(くわすい)をなしてムスカリが二茎がほどに咲きてうれしも
(口語新仮名): 信じられる?三歳児が誤射で五歳の姉を殺したって。アメリカで
人類の危機なり地球温暖化に加へ森林伐採による淡水枯渇に