2006年3月4日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2006年3月4日 冬の日が新築ビルにやすやすと隠されてゆく 靡けこのビル (ご参考:『・・・妹(いも)が門(かど)見む靡けこの山』(柿本人麻呂;万葉集巻2・131)) 数知れぬ鋭き刃(やいば)に鎧ひたる邸宅ありて闇に鎮座す 生享けしものの […]
2006年2月20日 / 最終更新日時 : 2022年2月20日 gotohman 生活詠 今日の二首 H18-02-20 街燈のほのかな灯を受け白緑の粉噴く桜の老幹の瘤 雨上がり岸の桜ら夜の灯に老いの涙のごときを垂らす
2006年2月19日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 gotohman 生活詠 今日の三首 H18-02-19 カラオケやパスチロ、ゲーセンの裏手にて黒々と夜の川の江よどむ 華美尽くす夜の街なれど路地一つ入れば別の闇世界あり 繊維業全盛の名残とどめたるノコギリ屋根が裏道の処々に
2005年12月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年12月17日 空こめて湧く灰色の雪片がビル外壁に白滝ゑがく むらむらと湧きくる雪片行く人の影に純白の層流をなす ——— ビル強度のあるべからざる偽装事件憂ひてこのごろ世は暗澹たり 科学者のモラルは・ […]