2004年10月24日 / 最終更新日時 : 2004年10月24日 gotohman 生活詠 2004年10月24日(日曜) 大震災襲ひし新潟その隅の堀の内町は師の生まれ郷(ぐに) 何ゆゑに新潟襲ひし大地震(おほなゐ)と憎める人らの心情わかる 四十年振りの故郷の駅ホーム 駅名ボードさへ無く寂る 四十年ぶりに立ちたるふるさとの駅は名さへも変はれど […]
2004年10月22日 / 最終更新日時 : 2004年10月22日 gotohman 生活詠 2004年10月22日(金曜) 犬山はわが隣り町歩みつつ初見の思ひ湧くが不思議さ 犬山の駅前 時流に従へど本町などは古色を残す 写しつつ歩むわれゆゑ共に来し妻をしばしば苛立たしめき 台風23号の後なれば・・・ 唸りつつ濁流逆巻く木曽川が犬山城下を寛らか […]
2004年10月21日 / 最終更新日時 : 2004年10月21日 gotohman 生活詠 2004年10月21日(木曜) 台風の逸れし早朝ブラインドの隙間に金星が光芒はなつ 朝まだき紫雲の間(あひ)に金星が黄泉への穴を光もて穿つ
2004年10月20日 / 最終更新日時 : 2004年10月20日 gotohman 生活詠 2004年10月20日(水曜) もう二十三号なんだ十個目の台風上陸 罪深い国だ (口語新仮名) 猛暑の夏、台風ばかりの夏から秋、無事に門松見られるものやら (口語新仮名) 強大とテレビが叫ぶ台風が隣を静かに過ぎてゆくらし イラク戦争支持は非なりしを頑な […]
2004年10月18日 / 最終更新日時 : 2004年10月18日 gotohman 生活詠 2004年10月18日(月曜) 天の底抜けたるごとく澄み渡る大空を航(ゆ)く鳥はばたかず 木下なる狭庭の隅の暗がりに昼鳴く虫のそぞろにゆかし 月もなき夜の社殿の碑の下をふたつ眼(まなこ)を光らせて猫
2004年10月15日 / 最終更新日時 : 2004年10月15日 gotohman 生活詠 2004年10月15日(金曜) 澄みわたる空に満ちたる気の波をかき回しつつ鴉ら乱舞す あふられて群生コスモスくさぐさの彩(いろ)の墨もて虚空を刷きをり ストレスの下痢を誘ふは現代病などとテレビが今更に言ふ
2004年10月9日 / 最終更新日時 : 2004年10月9日 gotohman 生活詠 2004年10月9日(土曜) 最強との脅し文句を伴ひし台風も逸れ虚脱感あり 延々と台風特番続くからあくびなどして秋晴れを恋う お風呂場で突然湧き出る《ナポリの歌》高校唱歌を腹底より歌う (新仮名)
2004年10月8日 / 最終更新日時 : 2004年10月8日 gotohman 生活詠 2004年10月8日(金曜) 秋雨のひややかにして静かなり猛烈台風海より近づく 大地震(おほなゐ)も雷雨も火事も台風も怖し自然はなべておそろし 中心の気圧が920にて最大級とぞテレビはおどす 台風の予想進路一帯に暴風洪水警報が出て 台風の逸るるを望め […]