2012年6月14日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 古代史 乏しかる資料は共通、そに基づき古代史論じ合ふは不毛ならずや 新発見あるたび通説が変へらるる古代史なるものの危ふさ思ふ
2012年6月11日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 紫陽花 人に見えぬ側の紫陽花の幾つかを剪り来て部屋に色添ふ妻は やりきれぬ思ひ切なり出所して直ぐ凶刃をふるひしと聞き
2012年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 悲鳴 トラックのタイヤが路面を囓る音の夜はしづまらん街に止まざる 地球上のをちこちに人らの断末魔の悲鳴あがるに此処(ここ)の平和よ
2012年6月8日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 入梅 梅雨に入り夜半甍を光らせてしとどに雨降る脈動もちて 精一杯がまんして来たのだろうか梅雨初日から音たてて降る (口語新仮名)
2012年6月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 ある旋律 ある日ふと生まれし悲傷の旋律がその後もをりをり脳内かけめぐる ふと生(あ)れし不思議の旋律が脳奥に幾度も響(とよ)めばテープに記録す
2012年6月4日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 部分月食 消費税増税に命を賭けると言ふ首相の居ることに驚きもある 今まさに部分月食の進みゐん雲の向かふの何がな親し
2012年6月1日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 虚無感 あるかなき薄き雲透き半月のわが思惟のごとばうと浮かべる 高揚のあとに襲へる虚無感の夜々に深まるを厭へど如何せん