2013年2月18日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 雨水 雨が雪に変はりうっすら積もりしのち雨に戻りて<雨水>となりぬ ミリほどに積もりし屋根の雪融かす<雨水>の雨なり氷雨なれども
2013年2月15日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 牡丹 ふた坪の庭に花乏し牡丹はなく咲(ひら)けよせめて幽世(かくりよ)の園に -------------- アメリカのご機嫌伺ひなす政治に敗戦の傷いまだ癒えぬ知る
2013年2月14日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 三日月 外(と)に出でて西に三日月浮きをれば新調のカメラで地球照ごと撮る ----- しづかなる降るともなしの雨なればにはたづみさへ流れをなさず
2013年2月12日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 春の雨 夜に入り軒より雫の落つるらし雨降る音も春めきて来ぬ ------------- “北”の地下核実験: 驚けり大新聞の大活字。首都が核攻撃を受けしごとなり この機会に保有国すべての核兵器の威力を正直に報じられたし
2013年2月11日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 東北 いつよりか東北とふ語を聞くたびに肝にじわりと悲しみきざす 東京空襲、広島・長崎と並行し東北の名が出るは悲しゑ
2013年2月10日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 詩人の直感 はるかなる雪の山なみ背景に赤電車がゆく陽の靄の中 世の中は悪しき方(かた)指し流るると詩人の直感が怯えを誘ふ
2013年2月6日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 日常他 命終 史書に言ふ、かの関ヶ原での激戦を高みの見物せし庶民多しと 命終(みゃうじゅう)はかがやくものかオリオン座のベテルギウスがあかあかと喘ぐ
2013年2月5日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 清浄心 王羲之の書にも「宇宙」在り如何ならん四世紀のそれと現代のそれとは 悟りとは縁遠き身に求むれど清浄心のはかなく汚れ易し