鬱あるや 離合集散なす雲の白猫（はくみやう）とも見え閻魔とも見ゆ

世界はいま新冷戦の時代に入る核戦争の匂ひさへして 協調より対立を好むリーダーの多く居る世ほど危ふきはなし

たまさかに寄りし小さなギャラリーに加藤卓夫の三彩壺あり 霜月尽 妻と来りて百彩の‘もみぢ’を堪能す瀬戸・定光寺

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「思惑」と書き「しわく」と読むか「おもわく」と読むかで意味は大違いだね （新仮名） 「橘（たちばな）」は古書によく見る樹木なれど現代の本にはほとんど見掛けぬ

南海トラフ大地震が１週間のうちに起こる確率は 0.004% とか： 大地震（おほなゐ）の起こる確率がいかに低くとも起こらば瞬時に１となるな

べっちゃりと愛車のルーフに鳥の糞　「鳩だ」「カラスだ」と諍うてをり

横縞なす夕雲はげしく朱に染めて日輪けふのお役目ごめん

この一樹にいく枚の葉の生（は）ゆるかなど思ひつつ今朝も落葉掃きをり

枕頭にスマートスピーカー置きしより初めてのクラシックも易々と聴く