2010年4月9日 / 最終更新日時 : 2022年3月5日 gotohman 生活詠 はなびら そよ風に、無風のときさへためらはず花ちり急ぐ日向日陰に 散りかかるはなびらの中を歩みゆく後ろ姿は妻にぞありける 散りて舞ひ舞ひては渦まく花片(はなびら)のひとつひとつが描く疑問符 死の灰もかく降りたりけん無尽数(むじんず)のはなびら空を乱れて流る 散りやまずはなびらに乗りはなびらがかたまりて堰く昏き川面を