2005年3月26日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年3月26日 3月の雪は殊さら富士山に降り積もりたり下まで白し ひた走る車窓より闇を凝視(みつ)むるに茫と浮かび来新雪の富士山(ふじ) 闇の富士山(ふじ)観ればたちまち胸内(むなうち)の腐肉のやうな我執消えゆく —————— 愛と憎、喜と悲、などなど対極なる情の近さを再(ま)た思ひ知る 浮薄にも見ゆるネットの奥底に疲れのたうつ人ら交錯す