2002年8月8日 / 最終更新日時 : 2002年8月8日 gotohman 生活詠 今日の二首 「文明は蓄積すれど一生(ひとよ)ごと進歩の終る心といふもの」 「高々と育つ積雲先のみに残照あるは希望か絶望か」
2002年8月7日 / 最終更新日時 : 2002年8月7日 gotohman 生活詠 今日の5首 「二千億個の五千億倍の星観つつ宇宙の縁を泳ぐ 夢にて」 「『宇宙人居るの?』と問ふ子に笑ひつつ『もちろん!君らがそうだ』と答ふ」 「五条川、岸辺深緑の桜並(な)み十数キロを辿りて快哉」 「インパチェンスはたペチュニアと助 […]
2002年8月7日 / 最終更新日時 : 2002年8月7日 gotohman 生活詠 朦朧5首 「部屋内の気温が31度超し脳細胞さへ汗する気配」 「古人らの偉大さ示す一語とは『心頭滅却すれば火もまた涼し』」 「オランダとドイツで売春合法化!暑さで朦朧の脳も冷めたり」 「片側の性の欲望ネタとする人間最古の商売ありき」 […]
2002年8月5日 / 最終更新日時 : 2002年8月5日 gotohman 生活詠 今日の五首 「虚しさを排除せる生希(ねが)ふとき炎天にして頭(づ)から星散る」 「癌宣告娘(こ)が受けしより愛妻はうろたへざるも常の精気なし」 「白鷺に青鷺まじりなほ暑き夏夕空の西へ消えゆく」 「幾億年続く筈なき人といふ種(しゅ)の […]
2002年8月2日 / 最終更新日時 : 2002年8月2日 gotohman 生活詠 今日の三首 「いづくより来し糸トンボ部屋のドア脇の芥にまじり横たふ」 「容赦なく照る真夏日の圧力を跳ねかへさんと大股で歩く」 「炎熱に汗噴きながら憶ひをり白川郷の紫陽花、葵」
2002年7月31日 / 最終更新日時 : 2002年7月31日 gotohman 生活詠 <燕>三首 「 何となくひもじき心の遠因か巣より怯えて吾を見し燕」 「燕返し見なくてもいい、ビル街に佐々木小次郎出で来ぬものか」 「幼児期の記憶はあまりに曖昧で燕尾服そのまま宙を飛翔す」
2002年7月21日 / 最終更新日時 : 2002年7月21日 gotohman 生活詠 今日の5首 「改革のムードに悪乗りする彼が長老達をないがしろにする」 「狂人に刃物の喩 権力の味を覚えて暴君と化す」 「改革の名のもと歪(いびつ)な自己流で正義のやうに組織あやつる」 「梅雨あけて少年の日の感傷が激しく起これど天が吸 […]
2002年7月12日 / 最終更新日時 : 2002年7月12日 gotohman 生活詠 台風一過 5首 「台風が梅雨前線押し上げて日本列島かいせい快晴!」 「七月の部屋から見ゆる大空は濃紺にしてすでに秋の色」 「繰り返しなほ繰りかへし飽きもせず春夏秋冬のセピア色」 「梅雨明けは胸騒ぎせし 歳超えてやや褪せながらもこの胸騒ぎ […]
2002年7月7日 / 最終更新日時 : 2002年7月7日 gotohman 生活詠 三首 「日に四度(よど)はしろがねの橋渡るなり鮎棲める河城の建つ山」 「七夕は七月七日のこの夕べ 町に群集が天の川成す」 「本町を群なし流れる笑顔たち悉皆(しっかい)彦星、織姫である」