今日の歌

「まだらなる紫雲の隙(ひま)にご苦労にもポツリと火星が今夜も光る」

「六十路(むそぢ)前に老いを詠ひし師なりけり晩年に青春を生きむとも詠まる」

「百歳まで生きむと告(の)らしし短歌(うた)の師の臨終(いまは)の無念はわが思惟を超ゆ」

「昏々と眠れるままに逝きし父、また母哀れ 神ふと憎し」

「死にたくないまだまだ死ねぬと言ひしまま事切れし兄 あな無惨やな」

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東北旅行-2:

「様々に友ら病むとぞ聞く歳(とし)に妻と旅行のこのさきはひや」

「朱の橋に妻を立たしめ望遠にて写せり再び松島に来て」

「独眼流伊達正宗こそ瑞鳳殿地下深くにて安寝しなさめ」

「幾たりの僧ら励みてかくほどの石窟穿ちし瑞巖寺脇」

https://tankamonogusa.net/syasinkan/2003/09/10/post-3113/
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