2005年2月26日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 gotohman 生活詠 今日の三首 H17-02-05 故知らず無性に心のひもじくて虚空に向かひハーモニカを吹く フィアンセに顔を割られし女人あはれ企業体間政略結婚 世の中は表と裏の在るを知れ時には裏こそ本物の世ぞ
2005年1月31日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年1月31日 枯れ木さへ塒となして雀らは冬夕街に絶叫しをり (テレビに観る): 青年は命得んため人工の呼吸器つけらる声を犠牲に 人工の呼吸器手術に両眼より涙流せり 青年あはれ
2005年1月13日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年1月13日 蒙昧は地球自身に及びたり台風、地震、津波などなど 裏の高層ビル建設基礎工事進む:ー 裏に出てにょきにょきと立つ建設の重機らの影に脅かさるる 堂々と巨体を晒す重機群 憎けれど秀美青空を背に 青い青い空が天にはあるものと信じ […]
2005年1月1日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年1月1日 年明けに思ふことども余りにも多くてうろたへ言葉失ふ 初雪の翌朝元旦快晴にて瓦を伝ひ雪落つる音
2004年12月30日 / 最終更新日時 : 2004年12月30日 gotohman 生活詠 2004年12月30日 人の世を知れば知るほど胸底よりしゃくりあげくる悲しみありぬ 空前の大津波(記録として詠む): 千キロの海底断層が一万キロ超えて遠くへ津波起こしぬ スマトラ沖海底地震が七万を超えなん命奪ふ鬼気あり
2004年12月26日 / 最終更新日時 : 2004年12月26日 gotohman 生活詠 2004年12月26日 夜の散歩にて:— 山茶花は散る花咲く花蕾さへここだく見えて今さかりなり 軒先に大輪の薔薇紅と白ただ二つのみ何ゆゑか咲く フラッシュに浮き出(づ)る深夜の花花の妖艶にして愁ひ秘めたり
2004年12月21日 / 最終更新日時 : 2004年12月21日 gotohman 生活詠 2004年12月21日 高層ビル建設現場: 直径一メートル長さ五メートルのパイルをばらくらく地球に突き刺してゆく バカでかいパイル幾本もぐいぐいと地球深くへ捩じ込むぞ こわい (口語) 高層ゆゑ巨大なパイルを埋めてゆくさらに巨大な機械が揺れつつ
2004年12月18日 / 最終更新日時 : 2004年12月18日 gotohman 生活詠 2004年12月18 パソコンを前に眠気の襲ふころ妻は隣室(となり)で賀状の印 パソコンの液晶画面に目が疲れ眠気を誘ふ犬の遠吠え ———————— […]
2004年12月14日 / 最終更新日時 : 2004年12月14日 gotohman 生活詠 2004年12月14日 眠くて眠くてもうろうとしてなお歌詠もうと必死なボクいる (口語) 乳癌の手術をせしとふかの歌人 爾後はただただ生きつぎ詠へ